いつもありがとうございます。
マンガ大好きユキチです。
今回は、名作バスケ漫画『スラムダンク』を、ご紹介させていただきます。
数限りない漫画好きに語られてきた『スラムダンク』。その面白さを、いまさら私ごときが語っても力不足です。無理やりに、ちょっと違った切り口で『スラムダンク』をまとめてみたいと思います。
ちなみに『スラムダンク』は電子書籍化されていません。紙の漫画にこだわる作者・井上雄彦さんの意向のようですが、その考え方には共感できます。もちろん、私は『スラムダンク』は全巻揃えており、年1回は読み返しています。今回もまた読み返してしまいました・・・。
1.『スラムダンク』の基本情報
著者 | 井上雄彦 |
出版社 | 集英社 |
連載雑誌 | 週刊ヤングジャンプ |
掲載期間 | 1990年~1996年 |
巻数 | 全31巻 |
漫画のタイトルをカタカナで『スラムダンク』としてますが、正しくは『SLAM DUNK ースラム ダンク』です。
参考)27巻の表紙です。
井上雄彦(たけひこ)さんは、1998年にデビューして、初連載がこの『スラムダンク』となります。少年ジャンプ黄金期の後半の連載です。
井上さんは、連載前に編集者から「バスケットボールは、この世界(漫画界)ではタブーの一つとされている」と言われたほど、その当時、バスケは人気がないスポーツでした。
2.『スタムダンク』のあらすじ
中学時代50人の女の子にフラれた赤い髪の不良・桜木花道。湘北高校に入学早々、廊下で赤木晴子に「バスケットボールは…お好きですか?」と声をかけられ、一目惚れしてしまいます。花道は晴子から、バスケ部への入部を薦められ、彼女目当てに入部します。
バスケットボール初心者の花道、地道な練習にストレスを溜めながら、徐々にバスケの面白さに目覚めていき、その才能を急速に開花させていきます。
3.『スタムダンク』は、ヤンキー漫画である。
無理やり違った切り口がこれです…すみません。しかし、物語の前半、試合シーンが少ない頃は、所々に不良が絡んできて面白かったです。前半のヤンキー漫画的要素があったからこそ、『スラムダンク』は、人気がグングン上がっていったのだと私は思っています(笑)。ではそんな象徴的な場面をいくつか。
①入学早々、3年生に屋上に呼び出させる。
湘北高校に入学した花道ですが、真っ赤な頭に長身、態度も大きく、さっそく3年生にナマイキだと目を付けられます。屋上に呼び出されますが、もちろん、花道はまったく気にかけてなく、呼び出しをすっぽかします。
(「スタムダンク」1巻から引用)
②登場男子は、ほぼ変形学生服(短ランにボンタン)
この時代、都会の神奈川では、変形学生服は高校生の通常ファッションで、不良とは違ったのかもしれませんが、登場する男子高校生の制服は、ほとんどが、短ラン(丈が短い上着)に、ボンタン(ダボっとして裾が絞ってあるズボン)などの変形学生服です。
湘北高校のライバル陵南高校の天才・仙道もそうです。しかもボタンもしてません(笑)。
(「スラムダンク」3巻から引用)
③体育館にヤンキー軍団集結
このシーンは、前半の山場です。花道たちが、真面目に練習を始めた体育館に、三井寿が率いるヤンキー軍団が、因縁をつけてケンカを吹っ掛けてきます。ここはぜひ漫画で読んでほしいです。
(「スタムダンク」7巻から引用)
これ以降、圧倒的に試合シーンが多くなり、ヤンキー要素は無くなってしまいます。試合場面が熱く、読ませる展開ばかりで、ヤンキー要素が無くなったことを、嘆く人は誰もいません(笑)。
4.その後の桜木軍団が読みたい!
花道の友人達、桜木軍団もいい味を出しています。バスケをはじめた花道に対して「もうそろそろやめる頃だろう」「部活に打ち込むガラじゃない」と傍観してみていたのですが、花道がバスケに熱中し出すと、花道の泊まり込みの個人合宿に付き合ったりと、打ち込めるものを見つけた友人を応援します。
参考)桜木軍団(桜木花道・水戸洋平・大楠雄二・野間忠一郎・高宮望)
(「スラムダンク」6巻から引用)
『スタムダンク』のコミック1億冊突破感謝を記念したイベントで、作者・井上雄彦さんが、廃校の黒板に「あれから」10日後を描いています。
その中には、花道以外の桜木軍団4人の会話のシーンも描かれています。花道の試合もなくヒマになった4人。高宮が「おめーらもよう…自分の何か見つかるといいな…」とつぶやき、「おめーもだ」の言い合いに。
『スラムダンク』のバスケの続きは読みたくないですが、水戸洋平がパティシエを目指していたり、高宮が実家の肉屋を継いだり、実は洋平は、晴子の友人の藤井さんと付き合っていたり、など、サイドストーリーは読んでみたいです(笑)。
5.まとめ
『スタムダンク』は、「面白い漫画をいくつか教えて?」と言われたら、間違いなく紹介するおすすめの漫画です。感動する場面や、名言も紹介せず、まとまりのないまとめになりましたが、ぜひ漫画を読んでみてください。