いつもありがとうございます。
マンガ大好きユキチです。
今回はサッカー漫画『GIANT KILLING』を、ご紹介させて頂きます。
間違いなく、サッカー漫画では上位に入る作品ですが、私は、画のポップさと、サッカー漫画は当たり外れが大きいので、読まず嫌いで手が出ずに読んだのは最近です。読まず嫌い・・・ダメですね。しかし、面白いマンガは尽きないですね!
GIANT KILLING(ジャイアントキリング)は、弱いチームが強いチームに勝つ、番狂わせや、大物食いなどの時に使われる言葉です。
1.『GIANT KILLING』の基本情報
著者 | 原案:綱本将也、作画:ツジトモ |
出版社 | 講談社 |
連載雑誌 | モーニング |
掲載期間 | 2007年~ |
巻数 | 既刊58巻 |
ツジトモさんは、2003年デビューの漫画家さんです。原作者の綱本将也さんですが、10巻からは、原作から原案・取材協力に変わっています。この変更について、いろいろ憶測はあるようですが、面白さは10巻以降も変わってませんので、いろいろあったのだろーなと想像するのは面白いです。
現在も58巻で連載継続中です。サッカー漫画では最長連載です。
2.『GIANT KILLING』のあらすじ
元プロサッカー選手の達海猛(たつみたけし)は、イングランド5部リーグのアマチュアクラブの監督をしており、3年をかけて、プロチームからも勝利できるチームに育てあげていました。そこに、達海の所属していた日本のサッカークラブ、ETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)のGMで元チームメイトの後藤が現れます。
後藤に懇願された達海は、地元民たちに惜しまれつつも、ETUに監督として復帰します。ETUは東京下町の弱小プロサッカークラブ。かつては日本代表の達海が活躍する人気チームでしたが、達海がプレミアリーグに移籍した後は、人気も実力も低迷し2部へ陥落。現在は、1部ですが、毎年残留争いをしている弱小クラブです。
達海は、サポーターには裏切り者と憎まれ、ベテラン選手達の反発を受けながら、ETU再建に取り組んでいきます。
3.主人公は監督。クラブ全体で強くなっていく
主人公は監督の達海ですが、達海の戦略とカリスマ性だけでチームが強くなる訳ではなく、ETUの選手、クラブスタッフ、スポンサー、サポーターなど、ETUに関わる人達が、徐々に変わってきて、勝てるチームになる過程が、この『GIANT KILLING』の読みどころです。
ですから、簡単にチームが勝てるようになりません。しかし、そんなところが、実在のJリーグのクラブ運営も、こうなんだろうな…とリアルに感じてしまいます。
ちなみに『ジャイアントキリング』のスタジアムのモデルは、Jリーグの柏レイソルの日立台のスタジアムとのことです。柏レイソルファンの方は、漫画を読んでいてピンとくるようです。
4.まとめ
弱小チーム・ETUが強豪チームに成長していく過程は間違いなく面白いですが、47巻以降は、日本代表のアジアカップの場面が多く描かれていきます。ここは好き嫌いだと思いますが、私は、ここから、引き延ばし感、展開の停滞を感じました。そこを差し引いても、おすすめの漫画です。