いつもありがとうございます。
マンガ大好きユキチです。
今回は、SF世紀末漫画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』を紹介させて頂きます。
しかし、よくこのタイトルにしましたね。初めて見た時は間違いだろ?と二度見してしまいました。通な人は『デデデデ』と呼んでいるそうですが、読めるけど、言えないタイトルです。
1.『デデデデ』の基本情報
著者 | 浅野いにお |
出版社 | 小学館 |
連載雑誌 | ビックコミックスピリッツ |
掲載期間 | 2014年~ |
巻数 | 既刊11巻 |
すみません。通ではないですが『デデデデ』と短くしました・笑。
浅野いにおさんは、高校2年で描いたギャグ漫画を小学館に持ち込み、それがデビュー作(1998年)とのことで驚きです。漫画家・花沢健吾さんとは友人で、花沢さんは、浅野さんとの関係を「トムとジェリー」的関係と言っています。
『デデデデ』の作中にも、漫画家として花沢さんが登場します。笑える描かれ方をしています。
参考)花沢健吾さんのランキングです。
なぜこんな長いタイトルにしたかはわかりませんが、デッド(=死んでいる、死んだ)、デーモンズ(=悪魔というよりは精霊や守護霊という意味。精霊たち?)、デストラクション(=破壊、絶滅など)ですので、タイトルは、「死んだ精霊たちの絶滅?」・・・わかったような、わからないようなタイトルです。
2.『デデデデ』のあらすじ
3年前の8月31日。突如、巨大な「母艦」が東京の上空に現れ、侵略者の攻撃によって多くの死者がでます。しかし、アメリカ軍の攻撃によって母艦は渋谷区の上空で停止。
上空には母艦が浮き、時折自衛隊と侵略者との戦闘が行われることが日常となった東京。絶望が日常へと溶け込んだ世界で、女子高生、小山門出(こやまかどで)と、中川凰蘭(なかがわおうらん)の青春が真っ盛りです。
3.作中漫画「イソべやん」の意味は・・・ある?
読みはじめは???が続き難解です。
いきなり物語は、イソフラ・ボン次郎の漫画「イソべやん」から始まります。漫画『ドラえもん』のオマージュ的漫画で、物語の中の漫画なのですが、その後、何度も3ページ前後で、イソべやんの漫画が登場します。
この「イソべやん」何気にちょっと面白いのですが、読者は、これ意味があるの?と疑心暗鬼になり、おんたん(凰蘭のあだな)のキャラでまた、???となります。
しかし、読んでいくと、これは伏線だったのか!と妙に納得できます。
4.まとめ
巨大な母艦と侵略者が今後どう侵略をしてくるのか?非日常と日常がミックスされながら物語は進んでいきます。読みはじめは「イソべやん」と「おんたん」に取っつきにくいのですが、侵略者の謎が徐々に明らかになり、伏線が回収されだすと面白さがアップしていきます。物語は佳境に入っています。