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マンガ大好きユキチです。
今回はゴルフ漫画『KING GOLF(キング ゴルフ)』を、ご紹介させて頂きます。
そもそも、ヤンキーがゴルフをするのか?と、はじめは、奇をてらった漫画かと思ったのですが、実は以外に理論的で面白いです。
1.『KING GOLF』の基本情報
著者 | 佐々木健 |
出版社 | 小学館 |
連載雑誌 | 週刊少年サンデー ⇒ 週刊少年サンデースーパー |
掲載期間 | 2008年~ |
巻数 | 既刊37巻 |
佐々木健さんは、2000年デビューの漫画家さんです。佐々木さんは、もともとゴルフは未経験だったため、『KING GOLF』は、プロのゴルフコーチ・谷将貴さんが、ゴルフの監修をされています。現在37巻でまだ連載は続いています。
2.『KING GOLF』のあらすじ
帝倫高校1年・優木蒼甫(ゆうきそうすけ)は、街の不良達から「プレデター」と呼ばれ、恐れられるドレッドヘアーをしたケンカ屋です。性格は超わがまま。登校中に喧嘩しているところを、ゴルフ部の霞見ひかるから蔑む目で見られ、放課後にゴルフ部の練習場に乗り込みます。
蒼甫は「金持ちの道楽スポーツなど簡単だ」と、ゴルフ部の谷川コーチに豪語し、右手一本で250ヤード以上飛ばすと宣言します。結局、蒼甫は210ヤードほどしか飛ばすことができなかったですが、球を打った瞬間の気持ち良さに、ゴルフをはじめることを決意し、翌日ゴルフ部に入部します。
3.プレデターは異星人から
プレデターは英語で、捕食動物や捕食者という意味ですが、蒼甫のあだ名のプレデターは、映画「プレデター」シリーズに出てくる、強い生き物を狩ることを生き甲斐としている戦闘宇宙人からきています。
映画の中で、プレデターが、狩った獲物(人間)を木に吊るしたように、蒼甫が、不良を橋から宙吊りにしたことから、プレデターと呼ばれるようになったようです。ちなみに、蒼甫のドレッドヘアーも、プレデター姿からとってきていると思われます。
参考)「プレデター」第一作は、アーノルド・シュワルツェネッガーが主役でした。
4.ゴルフ素人でも楽しめるゴルフ漫画
私は、遊園地にあるようなパターゴルフくらいしかやったことがないゴルフ素人です。好き嫌いと言うよりは、単に、ゴルフをやりたいと思ったことがないだけです。そんな私ですが、この『KING GOLF』は、楽しく読むことができました。
ケンカばかりしていた不良の蒼甫ですが、ゴルフに対しては、真面目に(ふてぶてしい態度で)取り組んでいきます。谷川コーチから、単調な基礎練習を課せられても、文句をいいながらも、打ち込んでいきます。ゴルフど素人の蒼甫の成長が楽しいです。
また、実際のゴルフのことはわからないのですが、プレイヤー達の心理描写も、なるほどと納得できる(ホントかどうかはわかりませんが・笑)葛藤が、多くの場面で描かれています。後半の大会では、かなり過剰なメンタル面の闘いが、これでもか!と描かれています。ここは好き嫌いが分かれるところです。
5.まとめ
はじめは期待せずに読み始めたのですが、蒼甫がどうなっていくのか、成長が楽しみで続きが読みたくなる漫画です。ただし、ゴルフのトーナメントは、1日18ホールを回って4日間の闘いとなります。かなり長丁場で、なかなか物語が進まないのが難点ですかね。