いつもありがとうございます。
マンガ大好きユキチです。
今回は、漫画『新世紀エヴァンゲリオン』を、ご紹介させていただきます。
いまさらのエヴァンゲリオンですかね。テーマ曲「残酷な天使のテーゼ」は、何度もテレビで聞いて知っていますが、実は私、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を見たことがなく、物語の内容を、20年以上ず~と知りませんでした。この漫画を読んで、やっとエヴァンゲリオンの世界を知ることができました(笑)。
1.『新世紀エヴァンゲリオン』の基本情報
著者 | 原作:カラー(庵野秀明)、作画:貞本義行 |
出版社 | 角川書店 |
連載雑誌 | 月刊少年エース → ヤングエース |
掲載期間 | 1994年~2013年 |
巻数 | 全14巻 |
原作のカラーって何?と調べたら、㈱カラーでアニメ作成会社でした。もともと『新世紀エヴァンゲリオン』は、㈱GAINAXが作成し、1995年にテレビ放送されています。監督は庵野秀明(あんのひであき)さん。庵野さんが、独立して設立した会社が㈱カラーです。作画担当の貞本義行(さだもとよしゆき)さんは、アニメーターであり漫画家でもあります。
漫画版『新世紀エヴァンゲリオン』は、原作漫画ではなく、アニメ版や劇場版の「新世紀エヴァンゲリオン」を漫画化した作品です。
2.『新世紀エヴァンゲリオン』のあらすじ
時は2015年。15年前の西暦2000年に南極に巨大隕石が落下し、未曾有の大災害「セカンド・インパクト」が起こり、水面上昇などの天変地異や、その後の紛争などから世界の人口は半分に激減。そんな出来事から、奇跡的に復興を遂げている世界。
主人公・碇(いかり)シンジは、3年会っていない父親から連絡があり、迎えの人と待ち合わせをしています。その時、街に正体不明の巨大な物体が飛来し、国連軍のミサイル攻撃がはじまります。正体不明の敵は「使徒」と呼ばれ、軍の攻撃はまったく効きません。
攻撃に巻き込まれたシンジは、危ういところを、人型兵器「エヴァンゲリオン」に助けら、国連特務機関ネルフの地下基地に連れてこられます。その時、エヴァンゲリオン初号機に乗っていたパイロット・綾波(あやなみ)レイが重傷を負って運ばれてきます。
(「新世紀エヴァンゲリオン」1巻から引用)
シンジの父・碇ゲンドウは、ネルフの司令官で、久しぶりに会ったシンジに対して、エヴァンゲリオン初号機に乗り、使徒と闘うことを命じます…。
3.「ファースト・インパクト」は何か?
あまりネタバレしてしまうと漫画が面白くないので、ここまでにしておきます。
漫画を読んでいて、すぐに気になった点は、巨大隕石落下が「セカンド・インパクト」と呼ばれているところです。
ではその前に「ファースト・インパクト」があったのか?と気になるのですが、物語の中では、あまり明確に説明はありませんが、45億年前の原始地球に、火星サイズの惑星が衝突して、その時の破片が月になったという衝突が「ファースト・インパクト」と呼ばれているようです。
この「ファースト・インパクト」は、実際に「ジャイアント・インパクト説」と呼ばれ、月の誕生説の1つになっています。
4.2021年、映画『シン・エヴァンゲリオン』公開
2021年1月に『シン・エヴァンゲリオン』が公開されます。この「シン」の使い方、あの「シン・ゴジラ」と一緒です。と言うのは、総監督は同じ庵野秀明さんだからです。漫画は、しっかり完結しているのですが、映画がどんな内容なのか興味深いです。
参考)「シン・エヴァンゲリオン」公式予告です。
参考)映画「シン・ゴジラ」です。
5.まとめ
『新世紀エヴァンゲリオン』の世界感は、人の悲哀も描かれていて、スケールが大きく深いです。また、決してハッピーな物語ではありません。そもそも「使徒」とは何なのか?徐々に明らかになってくる複雑に入り組んだエヴァンゲリオンの秘密。理解するのに2回読みしました(笑)。