神崎裕也『ウロボロス 警察ヲ裁クハ我ニアリ』 最愛な人を殺された2人が警察組織に巣くう巨悪に挑む!

いつもありがとうございます。

マンガ大好きユキチです。

今回は、サスペンス漫画・神崎裕也さんの『ウロボロス 警察ヲ裁クハ我ニアリ』をご紹介させて頂きます。

↓↓試し読みできます↓↓

タイトルにすでに「警察ヲ裁クハ我ニアリ」と、入っているのですが、警察組織に巣くう巨悪に挑む、2人の青年の物語です。

スポンサーリンク

1.『ウロボロス』の基本情報

著者 神崎裕也
出版社 新潮社
連載雑誌 週刊コミックバンチ → 月刊コミック@バンチ
掲載期間 2009年~2017年
巻数 全24巻

私は初めての神崎裕也さんの漫画となります。神崎さんは2001年のデビューの漫画家さんで、この『ウロボロス』が代表作です。神崎裕也さんは大腸がんが見つかり手術した経験があり、その様子を漫画家の奥様・青鹿コウさんが漫画にされておりました。

奥様は、この漫画を某大手出版社に持ち込んだところ、編集者からは「旦那さんが死んじゃったほうが面白いからフィクションにして。これじゃ誰も食いつかないからもっと過激に」と提案されたようです・・・何だかなぁ。

青鹿ユウさんの漫画
青鹿ユウの漫画

2.『ウロボロス』のあらすじ

児童養護施設・まほろばで育った龍崎イクオと段野竜哉は、母親のように面倒を見てくれていた施設職員の結子先生が、何者かに殺されるのを目撃する。しかし、2人の証言は、“金時計”をした警察関係者に握りつぶされた。

それから15年、2人は結子先生を殺した犯人に復讐するため、龍崎イクオは新宿第二警察署刑事、段野竜哉は我孫子会系三次団体、松尾組の若頭。「法の番人」と「闇の住人」となり、巨大な警察組織に挑んでいく。

3.復讐のために生きる2人だが…

復讐のためだけに生きていく2人は、信頼するのはお互いだけで、誰も信用せずに生きてきているのですが、イクオには警察の先輩や同僚などの絆が生まれてきます。また、相棒となった日比野美月とは、次第に惹かれ合います。

ヒロイン・日比野美月
ヒロイン・日比野美月

一方、竜哉は、そんなイクオに、復讐を忘れたのかと不安を感じてきます。

4.金時計の男は誰だ?

『ウロボロス』の面白さは、金時計の男が、わかりそうで、実は後半ラスト近くまで、わからないところです。私の推理も外れました(笑)。また、そもそも、なぜ結子先生は殺され、警察の一部は、そのことを隠蔽したのか。その謎が分かっていく過程も面白いです。

また、余りにも警察組織の闇が深くて、結構簡単に人が殺されていきます。イクオと竜哉が黒幕を追っていくと、この人もやばいのでは…とヒヤヒヤします。

5.まとめ

復讐をすることは、本当に正しいことなのか?悩みながら核心に迫っていく2人。読んでいる方も、結末を不安を覚えながら、後半は一気読みとなります。

ミステリー、サスペンス好きにおすすめの漫画です。

↓↓試し読みできます↓↓
↓↓試し読みできます↓↓

タイトルとURLをコピーしました