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マンガ大好きユキチです。
今回は、格闘技漫画『ホーリーランド』を、ご紹介させて頂きます。英語でホーリーランド(holy land)は、聖地という意味です。
この漫画では、何度か下記の挿絵が出てきます。大人と子供の間の聖地の物語です。
(「ホーリーランド」1巻から引用)
1.『ホーリーランド』の基本情報
著者 | 森恒二 |
出版社 | 白泉社 |
連載雑誌 | ヤングアニマル |
掲載期間 | 2000年~2008年 |
巻数 | 全18巻 |
格闘技経験者の森恒二さんが、漫画家として初連載漫画が、この『ホーリーランド』となります。自身のストリートファイトの経験が盛り込まれており、作品内の格闘技の強さは、超人にならない現実的なレベルを維持できている格闘技漫画です。絵も初々しいです(笑)。
格闘技の経験者は、こういう漫画を読むと、すぐに「こんなことできる訳ないじゃん」とか言い出すのですが、あくまでも、これマンガですから(笑)。
2.『ホーリーランド』のあらすじ
「不良(ヤンキー)狩りのボクサー?」 夜の下北沢では、ここ1ヵ月の間に、何人もの不良が、パンチ1,2発で倒されたことが噂になっていました。
しかし、本当は、自分の居場所を求めて、夜の街をさまよっていた高校生、神代ユウが、ヤンキーにからまれて、自分の身を守るために、ヤンキーを倒してしまったものでした。
元いじめられっ子で華奢なユウは、あるきっかけで、ボクシングのワン・ツーを覚え、パンチに磨きをかけていたのでした。
「ヤンキー狩り」は、高校でも噂になっており、報復の恐怖に、夜の街に行くことをやめようとするユウですが、ストリートファイトの高揚感が忘れられず、再び、夜の街に引き寄せられ、自分の居場所を守るために闘いを始めてしまいます。そんなユウに、さまざまな格闘技使い達が、勝負を挑んでいきます。
3.路上の異種格闘技戦
路上の異種格闘技の対決と、その解説が、この漫画のおもしろいところです。初めに、柔道使いが、ユウの刺客としてあらわれます。この柔道経験者とのストリートファイトも森さん自身の経験からきているようです。
(「ホーリーランド」1巻から引用)
柔道以外にも、空手、剣道、キックボクシングなど、さまざまな格闘技の使い手が登場し、ユウと対決していきます。
4.まとめ
自分の居場所(ホーリーランド)を求めて、ボクシングをはじめて、夜の街に出て行き、自分の居場所、友人をつくったユウですが、そこは、非合法な世界の入口でもあります。裏の社会に足を踏み込んでしまったユウに、さらなる危険が迫ってくるのでした…。