いつもありがとうございます。
マンガ大好きユキチです。
2019年のラグビーワールドカップ、日本代表がスコットランドを下してベスト8入りで、一瞬、ラグビー人気は燃え上がりましたが、コロナが水を差す感じで、もう、すっかり過去の出来事になってしまいました。
そこで今回は、ラグビー好きとして、人気継続のために、絶対読んでおきたいラグビー漫画2作を、ご紹介させて頂きます。
他にもラグビー漫画はありますが、この2作が私の知っているラグビー漫画の2トップですので、胸を張っておすすめさせて頂きます!
(と言うか、この2作だけは、ご紹介しておきたいラグビー漫画なんです…。)
1.『ALL OUT!!』読むと胸が熱くなる高校ラグビー漫画
ラグビー漫画の中では断トツに、読む人に感動を与えてくれるラグビー漫画です。ラグビー関係者(特にラグビーをやっている学生)には人気の漫画でしたが、ラグビー自体がマイナーなため、一般の人は手に取る機会(必要)もなかった漫画だと思います。連載は終了してしまったのですが、高校ラガーマンの青春に胸が熱くなります。
以前ご紹介させて頂いてますので、詳しくはこちらをご参照ください。
2.『マドンナ』新米女子教師がラグビー部の顧問に!
連載はだいぶ古いですが、ラグビー好き女子の先駆け、くじらいいく子さんのラグビー漫画『マドンナ』です。
【あらすじ】
女子大を卒業したばかりの新人高校教師・土門真子(どもんまこ)。「残業がないし、夏休みはたっぷりあるし、お金をためて海外旅行に行ったら、結婚退職でもして辞めちゃうわ!」と軽い気持ちで教師になった真子です。
しかし、担任となったのは、不良が集まる牛鍋工業高校でも、さらに問題児が集まる2年D組でした。ハイエナの檻に入れられた子ブタ状態の真子は、教師の威厳ゼロ。その上、廃部寸前のラグビー部の顧問も任せられてしまいます。
結婚退職を目指していた真子や問題児達が、次第にラグビーに熱中してきて、周りにも熱が伝わり、応援者が集まって強くなっていく…と、王道スポーツ漫画パターンです(笑)。しかし、問題を抱えたひねくれた生徒達に対して、次第に本気で向き合っていく土門先生と、変わっていこうとする生徒の姿にいいです。
くじらいさんは、筋金入りのラグ女で、ワールドカップの日本vsスコットランド戦も、横浜国際スタジアムで生観戦されたようです。羨ましいですね。
また、ラグビー紹介本も、出版されております。
3.『ゲイン』
3.女性漫画家のラグビー漫画がなぜ面白いのか?
『ALL OUT!!』は、雨瀬シオリさん、『マドンナ』は、くじらいいく子さんと、2人とも女性の漫画家です。女性がなぜ、粗々しいラグビー漫画を、しかも、おもしろいラグビー漫画を描けたのか?勝手に理由を考えてみました。
理由1:人気漫画家は、マイナーなラグビー漫画を描かないから
まず第一は、ラグビーがマイナースポーツで人気がないからでしょう。読む人が少ない、コアな読者層に対して、「やってみますか!」と無謀な挑戦をする漫画家や編集者はいないと思います。2015年のワールドカップで、日本が南アを破る「ブライトンの奇跡」以降、ラグビー漫画もいくつか連載されましたが、消えていきました・・・。
ただし、『マドンナ』の連載は、サッカーJリーグ開幕前の、ラグビーが人気スポーツだった最後の頃です。
理由2:ハート(内面)が重要なラグビー、男性漫画家はそこが苦手
どのスポーツもですが、ラグビーは特に内面が大切な競技です。(国際連盟の)ワールドラグビーは、ラグビーの基本原則を、「品位」「情熱」「結束」「規律」「尊重」の5つの言葉で定義しています。
派手なアクション、スーパースター、必殺技、強敵などに、男は安易に飛びつくのですが、人の内面の葛藤や気遣いなどは、女性の方が丁寧に描けるから、ラグビー漫画と相性がいいのだと思います。
大きくは、この2つだと思いますが、他にも、ラグビーのルールが難解、1チーム15人もいて描き分けるのがめんどくさい、などもありますね(笑)。
4.まとめ
数は多くないラグビー漫画ですが、この2作以外にも、おすすめできる作品に出合いましたら、改めて、ご紹介させて頂きます。