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マンガ大好きユキチです。
今回は、起業・コメディ・抗争漫画?『おかしな2人』を、ご紹介させて頂きます。
さだやす圭さんの漫画は、『なんと孫六』や『ああ播磨灘』など、破天荒で反体制的な主人公が、大暴れする、読むと力が湧いてくる漫画が多いです。この『おかしな2人』も、性格がまったく違う主人公2人が破天荒です(笑)。
私の中では、この漫画が、さだやす圭さんの漫画のナンバーワンです。
1.『おかしな2人』の基本情報
著者 | 原作:やまさき十三、作画:さだやす圭 |
出版社 | 講談社 |
連載雑誌 | モーニング |
掲載期間 | 1982年~1987年 |
巻数 | 全16巻 |
30年以上前のマンガを紹介できるとは、私もいい年です(笑)。
原作のやまさき十三さんの代表作は、国民的漫画『釣りバカ日誌』です。やまさきさんは『釣りバカ日誌』が、漫画の原作者としてのデビュー作とのこと。
さだやす圭さんは大ベテランの漫画家さんですが、実の息子さんも「さだやす」という漫画家としてデビューされてました。親子漫画家はめずらしいですね。
2.『おかしな2人』のあらすじ
暴力サラ金の支店長・室田幸男と、お調子者の山倉修が、南の島でバカンスと思いきや、室田は、組の金を横流しして山倉に貸した2000万円を、死亡保険金で払ってもらおうと、山倉を海に突き落とそうとします。
しかし、取っ組み合いをしているうちに、2人は、むなしくなり、日本に帰ってきます。
組の資金を使い込んだことがバレれば、自分の命が危ういとイラつく室田に、山倉は、再び儲け話を持ち掛けます。それは、山倉が発見した新種のバクテリア「カッカ・ノンノン」です。
カッカ・ノンノンは、ウンコを無色無臭の灰に分解するため、ペットの糞尿処理剤として商品化しようと、室田と山倉の奮闘が始まります。
3.『おかしな2人』の主役2人
『おかしな2人』はタイトルの通り、主人公は2人です。簡単にご紹介してみます。
天才発明家・山倉
天才的な頭脳の持ち主。いくつもの大学を出て、様々な専門知識を持っています。カッカ・ノンノンはじめ、いくつかの発明やアイディアを考案して、室田と組んで事業化させます。室田の美人の奥さん・夕子に惹かれてます。
超人的体力ヤクザ・室田
巨漢で、強靭な体力をもっているヤクザです。冥王会の構成員として、サラ金の支店長をしているときに山倉と知り合い、儲け話を持ち掛けられます。兄貴分の成田とは、物語の初めから終わりまで、犬猿のライバルです。美人の妻・夕子と小学生の娘・さやかを溺愛しています。
4.まとめ
山倉と室田の2人は、「カッカ・ノンノン」以外にも、様々な事業に挑戦していきます。しかし、次から次に事業に手を出すということは・・・成功と失敗を繰り返すということですね(笑)。
事業以外には、日本最大のヤクザ組織との抗争や、室田のボクシング挑戦。宗教家や政治家転身など、助け合い、時には、足を引っ張り合う2人。さだやす圭さんの作品のおもしろさが、ギュッと詰まった漫画です。