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マンガ大好きユキチです。
今回は、女子高生の恋と青春を描いた漫画『恋は雨上がりのように』を、ご紹介させて頂きます。
17歳の女子高生の主人公が好きになる相手は、45歳の冴えないおじさんです。
1.『恋は雨上がりのように』の基本情報
著者 | 眉月じゅん |
出版社 | 小学館 |
連載雑誌 | 月刊!スピリッツ → ビッグコミックスピリッツ |
掲載期間 | 2014年~2018年 |
巻数 | 全10巻 |
眉月じゅんさんは、2008年デビューの女性漫画家さんです。私は、現在連載されている『九龍ジェネリックロマンス 』で、眉月さんを知った鈍感者ですが、『恋は雨上がりのように』は、アニメになり、実写映画化もされた人気作です。
参考)『九龍ジェネリックロマンス 』です。
2.『恋は雨上がりのように』あらすじ
橘あきらはクール美人な高校2年生。放課後にファミリーレストランでアルバイトをしています。そして、ひそかに、店長の近藤正己に想いを寄せています。
近藤は45歳の店長で、日々お客さんにぺこぺこ頭を下げ、ストレスから10円ハゲが出来ています。また、時々ズボンのチャックが開いていたり、寝ぐせや、大きな声でクシャミをしたりと、冴えない中年そのもののオジさんです。
そんな近藤に、あきらは恋をしているのですが、近藤はクールで美人のあきらの眼差しに、「あの年ごろからしたら、オレなんてゴミ同然か…」と感じています。
3.主人公・あきらが魅力的すぎる!
『恋は雨上がりのように』の魅力は、主人公・あきらです。眉月さんは10代の新垣結衣さんをイメージして、あきらを描いたようです。
実写映画では、あきら役は小松菜奈さんで、近藤役は大泉洋さんと、恐ろしくピッタリな配役です。私は映画は見れていませんが、原作のイメージが壊れるとかまったく思わずに、二人の演技が見てみたいです。
参考)映画「恋は雨上がりのように」主題歌「フロントメモリー」MVです。
4.好きな陸上ができないから…恋?
実はあきらは、高校陸上部の短距離走のエースとして活躍していたのですが、1年生の秋の練習中にアキレス腱断絶の大怪我をして、部活には顔を出さなくなりアルバイトをはじめています。
眉月さんはインタビューで、『恋は雨上がりのように』を恋愛漫画としては描いていないと答えています。あきらという17歳の女子高生の生活は、部活・バイト・恋愛で、部活がフェードアウト気味で危うい感じの今、バイト=恋愛になっている状況を描いているそうです。
5.まとめ
とは言っても、あきらと近藤の恋がどうなるのか?うまくいってほしい反面、うまくいかないでくれ!と読者はヤキモキします(笑)。
眩しく真っすぐなあきらに触発されて、近藤も諦めていた夢を想い出します。ラストは、清々しい終わり方で、心地いい余韻が残るいいマンガです。