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マンガ大好きユキチです。
今回は、ゴルフ漫画『青空しょって』を、ご紹介させて頂きます。
私の知っているゴルフ漫画では、この『青空しょって』と、ちばてつやさんの『あした天気になあれ』が、ゴルフ漫画の2トップです。
1.『青空しょって』の基本情報
著者 | 森秀樹 |
出版社 | 小学館 |
連載雑誌 | 週刊少年サンデー |
掲載期間 | 1987年~1991年 |
巻数 | 全24巻 |
森秀樹さんは1984年デビューの漫画家さんです。『青空しょって』で一番多く語られるのは、作中で、森さんの画が、あだち充風から劇画タッチに変わったことです。続けて読んでいるとあまり気が付かないのですが、比べてみると確かに笑えます。
こちら1巻の表紙です。かわいらしい。
これが最終25巻です。しぶい。
もともと、森秀樹さんは、劇画漫画家・小島剛夕さんにあこがれて漫画を描き始めたそうですので、この『青空しょって』以降の作品は、劇画タッチに一直線です。そして、憧れの小島剛夕さん作画の名作『子連れ狼』の続編の『新・子連れ狼』を描くまでになってます。
ここまでタッチが変わった漫画家さんもそういないですね(笑)。
2.『青空しょって』のあらすじ
プロゴルファーの飛田銀八(ぎんぱち)は、息子・飛田一八(かずや・中学2年)をキャディーにして、野宿をしながら全国を放浪し、各地のゴルフ大会に参加しています。もちろん、銀八のゴルフの腕前は毎回予選落ち。多額の借金をして奥さんにも逃げられてるダメゴルファーです。
半年ぶりに訪れた町で、オープントーナメントの大会に参加する銀八とキャディーの一八。しかし、奇跡の絶好調で、銀八は予選をトップで通過します。苦しみながらも首位をキープして迎えた最終18番ホール。銀八のボールをバンカー打ち込んでしまいます。
今までの絶好調がウソのように、何度打っても、バンカーからボールを出すことができない銀八は、突然、試合を放り出して逃げてしまいます。
3.ゴルファーの虎の穴「音無島」
父・銀八の失踪から3年後、一八は絶海の孤島「音無島ゴルファー養成所」で、プロゴルファーになるため、ゴルフ漬けの地獄の毎日を送っています。タイガーマスクが鍛えられた「虎の穴」のゴルフ版ですね。
音無島を出るためには、年1回開催される大会で優勝することです。プロゴルファーを目指す者や、自ら島にしているプロゴルファーとの闘いが始まります。
4.世界のゴルファーとの死闘から面白く
音無島を脱出した一八はプロテストに受かり、世界の強豪達が集まるマッチプレーのトーナメントカップに参加します。ここから一気に『青空しょって』が、ゴルフ漫画として面白くなってきます。
私はゴルフをやったことがないですが、難関コースをどう攻略するのか、ゲーム感覚で面白いです。それ以上に、個性的なゴルファーとの駆け引き、心理戦、口撃が楽しいですし、プレイ中に一八が相手をリスペストしていくところも気持ちいいです。
5.まとめ
物語は、マッチプレー編から、世界の四大競技会の全米オープン、マスターズ編、全英オープン、セントアンドリュース編に続きます。しかし、失踪した父親・銀八もいい感じで登場してきます。
間違いないゴルフ漫画、楽しいです。