高校サッカー漫画『DAYS』(デイズ) サッカー初心者の少年の才能は一生懸命。最高のチームメイトと清々しくて熱い成長物語。

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マンガ大好きユキチです。

今回はサッカー漫画『DAYS』を、ご紹介させて頂きます。

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私は球技は苦手でしたので、特に体育のサッカーの授業がホントにイヤでした。試合をしても上手い生徒同士でボールを回して、ヘタクソな私はやることがなく、”つまんね~スポーツ”と、逆恨みしていました(笑)。そんなサッカーに偏見を持っている私も、仲間達と高校サッカー打ち込む青春に感動しました。

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1.『DAYS』の基本情報

著者 安田剛士
出版社 講談社
連載雑誌 週刊少年マガジン
掲載期間 2013年~2021年
巻数 全42巻

安田剛士さんは、2002年デビューの漫画家さんです。2010年に同じ高校サッカー漫画『振り向くな君は』を連載され、その後、新選組の沖田総司の青春を描いた『黒猫DANCE』、そして、2013年から、この『DAYS』を連載されています。

『振り向くな君は』は、成神蹴治と犬童かおるのコンビが、弱小都立桜木高校サッカー部を再生していく物語です。そして、この『振り向くな君は』は、そのままの設定で『DAYS』に繋がっており、桜木高校サッカー部もライバルチームとして『DAYS』に出てきます。ぜひ合わせて読んで頂きたいです。

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2.『DAYS』のあらすじ

気の弱い少年・柄本(つかもと)つくしは、聖蹟高校に合格。街で中学時代のイジメっ子に絡まれていたところ、風間陣(かざまじん)に助けられます。風間からフットサルに誘われたつくしは、運動音痴なので…と一旦断りますが、フットサルに参加し、ど素人でヘタクソですが、一生懸命、走り回り、サッカーの楽しさに気が付き、また、風間とも友人となります。

聖蹟高校で同じクラスになった、つくしと風間は、サッカー部に入部します。聖蹟高校はサッカーの名門で、入部した1年生の最初の練習は、シャトルラン(ダッシュ)100本です。しかし、つくしは、体力がもたずにギブアップしてしまいます…。

3.つくしの才能は一生懸命

『DAYS』の魅力は、主人公つくしと、彼をとりまくチームメイト達との友情です。

車椅子生活だが明るい母親と2人の母子家庭で育ったつくしは、不器用であがり症、中学時代は部活にも参加せずに、孤独な中学生活を送っていました。そんなつくしが、高校に入学し、風間と親友となり、ガムシャラに走り回り、サッカー部の一員になりたい!という気持ちで、練習に食らいついていきます。

はじめは、つくしを冷ややかな目で見ていたサッカー部の同級生や先輩達も、つくしの努力、必死さに感化され、つくしを欠かせないチームメイトとして認めていきます。聖蹟高校サッカー部のメンバーは個性的ですが、みな優しく、理想の高校生の部活の姿が描かれています。

4.準主人公はマネージャー

『DAYS』の主人公はつくしなのですが、準主役は、マネージャーの生方千加子(うぶかたちかこ)です。

つくしと同じクラスの長髪の美人です。うじうじしているつくしをイライラしながら観察しています。授業のサッカーはヘタクソで、それでも、毎日学校の外周を走っているつくしに対して、小説を書くことに夢中になり、コンテストで落選を繰り返し、今ではすっかり諦めてしまった自分と比較し、ムダな努力を、毎日続けるつくしに苛立ち、きつく当たります。

しかし、毎日、バカみたいに愚直に努力を重ねるつくしの姿に影響され、そんなつくしの成長をみて見たくなり、サッカー部にマネージャーとして入部します。マネージャーとなった生方の活躍も読みどころです。

5.まとめ

全42巻、中弛みすることなく、つくしと聖蹟高校サッカー部の成長を楽しめる清々しい高校サッカー漫画です。登場人物達がどのようにこれから大人になっていくのか続きが読みたいですし、最後まで読むと、聖蹟高校サッカーがもう見れないのか…と寂しくなります。

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