野球漫画『ドラフトキング』 プロ野球のスカウトが主人公、新しい視点の野球漫画です!

いつもありがとうございます。

マンガ大好きユキチです。

今回はプロ野球のスカウトが主人公の漫画『ドラフトキング』を、ご紹介させていただきます。

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野球漫画は、ほとんどが選手中心の物語ですが、プロ野球のスカウトマンが主人公の漫画は、そうあるものではありません。並外れた眼力で、ダイヤの原石を探しだすスカウトマン。面白い漫画です。

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1.『ドラフトキング』の基本情報

著者 クロマツテツロウ
出版社 集英社
連載雑誌 グランドジャンプ
掲載期間 2018年~
巻数 既刊10巻

クロマツテツロウさんは、2005年デビューの漫画家さんです。デビューから一貫して野球漫画一筋ですが、この『ドラフトキング』は、地味かな?…と思いつつ、裏方のスカウトマンが主人公の漫画を描きはじめたようです。

2.『ドラフトキング』のあらすじ

プロ野球・横浜ベイゴールズ、スカウト部、郷原眼力(ゴウハラオーラ)。彼は売れるプロ野球選手を骨の髄まで知り尽くす、唯一無二のキラキラネームのスカウトマンです。常に現場に赴き、その眼力でダイヤの原石の選手を探し出します。彼が探す選手は、新人王を取れる選手ではなく、ドラフト下位指名でも、数年後には、ドラフト1位指名を上回り、活躍する、下克上が期待できる”ドラフトキング”です。

元プロ野球選手の新人スカウトマン神木は、郷原が押す選手の実力を疑いつつ、郷原のスカウトマンとしての眼力感嘆するのでした…。

3.プロ野球のドラフト制度とは?

日本のプロ野球の「ドラフト会議」制度は、毎年10月に、セ・パ両リーグ全12球団が、全国の高校生、大学生、社会人の野球選手の中から、期待の新人選手を指名し、交渉権を争う会議です。

指名が重複した場合は、クジ引きを行い、当たりを引いた球団が、その選手との優先交渉権を獲得することができます。指名した時点で入団が決定するわけではなく、あくまでも選手との交渉権の獲得のための会議です。

「ドラフト会議」の目的は、有望選手が特定球団に固まらないように、各球団の強さを平準化をすることです。

4.ドラフトキングとは?

そもそも、”ドラフトキング”とは? ですが、その年のドラフトで選ばれた選手の中で、1位指名選手を超える、将来No.1になる選手を、”ドラフトキング”と呼んでいます。過去のプロ野球選手では…

・イチロー4位指名 → メジャーリーグ、シーズン最多安打記録など記録多数

・落合博満3位指名 → 日本プロ野球史上唯一の3度の三冠王

・金本知憲4位指名 → 連続試合フルイニング、連続イニング出場数の世界記録

・工藤公康6位指名 → 西武、ダイエー、巨人の3球団で日本シリーズを制覇した優勝請負人

など、多くの選手がドラフト下位指名から、一流のプロ野球選手になっています。

5.まとめ

この漫画の面白さは、新人スカウトマン神木が、私たちのような一般人の目線で選手を評価しているのに対して、先輩スカウトマンの郷原が、選手の見た目や数字に出てこない実力、怪我の状態など、将来性をその眼力で見抜き、なるほど・・・と思わせる、謎解きに近い物語にあります。

野球好きはもちろんですが、スカウトという仕事に興味のある人におすすめの漫画です。

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