高校バレーボール漫画の名作『健太やります!』 部員6人の弱小チームと、平凡な主人公のひたむきな奮闘です!

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マンガ大好きユキチです。

今回は、高校男子バレーボール漫画『健太やります!』を、ご紹介させて頂きます。

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高校男子バレーボール漫画と言えば、最近では『ハイキュー!!』かもしれませんが、この『健太やります!』も、負けないぐらい胸が熱くなるバレーボール漫画です。

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1.『健太やります!』の基本情報

著者 満田拓也
出版社 小学館
連載雑誌 週刊少年サンデー
掲載期間 1988年~1994年
巻数 全26巻

満田さんは、原秀則さんのアシスタントを経て、この『健太やります!』が、初連載の作品となります。この次の連載が、アニメ化され大ヒットした野球漫画『MAJOR』になります。

満田さんは、師匠の原秀則さんの優しいタッチと、スポーツ漫画好きをしっかり引き継いでいますね(笑)。

参考)原秀則さんの漫画『冬物語』です。

2.『健太やります!』のあらすじ

バレーボールの強豪中学校で、補欠だった井口健太(164㎝)は、入学した坂見台高校でもバレー部に入部してレギュラーになることを夢見ています。しかし、坂見台高校のすぐ近くには、バレーボールの全国屈指の名門高があり、坂見台高校・男子バレー部は、毎回、地区予選初戦敗退の弱小チームでした。

健太は、もう一人の1年生で、運動神経抜群、バレーセンスの固まり、前田隆彦(183㎝)とともにバレー部に入部します。しかしバレー部は先輩が2年生3人だけで5名しかいません。ケガで一時バレーをやめていた稲葉キャプテン(3年生)が復帰して、何とか試合ができる6名が揃ったところから、坂見台高校バレー部は活気を取り戻していきます。

3.健太と坂見台高バレー部の成長が面白い!

たった6人しかいないバレーボール部ですが、カリスマキャプテンの稲葉の指導で、徐々に実力をつけていきます。『健太やります!』の前半は、稲葉キャプテンの存在が非常に大きいです。バレー部を引退してからも、一歩引いて、後輩達を見守っている姿はカッコイイです。

稲葉の引退後、1年生ながらキャプテンを任命された健太ですが、最初の仕事は部員集めです(5人になってしまったため)。人一倍、努力家の健太ですが、やさしく、気が弱いキャプテンが、チームと一緒に成長していきます。

4.今のバレーボールとルールが違う

『健太やります!』は、30年以上前の連載ですので、その当時と現在では、バレーボールのルールがちょっと変わっています。バレーど素人の私が、読んでいて気がついたルールの違いをあげてみます。

リベロがいない!

今は、一人だけユニフォームの色が違う、守備(レシーブ)専門の「リベロ」の選手がいますが、一昔前はいなかったです。リベロは、1998年に、国際バレーボール連盟で正式に認定されたようです。今なら、健太はもちろんリベロでしょうね。

サイドアウト制!?

サイドアウト制と言うのだと今知りました(笑)。1999年以降は、ラリーポイント制という、サーブ権の有無にかかわらず、点数が入るようになりましたが、それ以前は、サーブ権を持っているチームしか点数が入らない、サーブ権を取り合うサイドアウト制でした。

ちなみに、サイドアウト制は1セット15点、ラリーポイント制は25点です。点数は少ないですが、サーブ権の取り合いで、なかなか試合が進まなかったのを覚えています。

健太たちは、サイドアウト制で試合をやっていましたが、漫画の試合展開は、『ハイキュー!!』より断然早いです(笑)。

5.まとめ

『健太やります!』は、ルールなど、小さいところでは時代を感じますが、今でも十分に楽しめ、感動をもらえるスポーツ漫画です。

優秀な選手を集めている強豪チームが、実はどのチームよりも努力し、練習していることに気がついたり、「根性」を認めていない、理論的・技巧的なバレーを目指すコーチが、少しずつ考え方を変えていったりと読ませるところは結構あります。

ラストのちょっとおちゃめな終わり方もご愛敬で楽しいです。

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