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マンガ大好きユキチです。
今回に、福本伸行さんの『最強伝説 黒沢』を、ご紹介させて頂きます。
この『最強伝説 黒沢』ですが、主人公の黒沢と同じ、中年男には非常に共感される漫画だと思います。しかし、女性には、まったく理解が得られない漫画です(笑)。
1.『最強伝説 黒沢』の基本情報
著者 | 福本伸行 |
出版社 | 小学館 |
連載雑誌 | ビッグコミックオリジナル |
掲載期間 | 2002年~2006年 |
巻数 | 全11巻 |
漫画家、福本伸行さんは『賭博黙示録カイジ』や『アカギ』のように、ギャンブル漫画の第一人者なのですが、この『最強伝説 黒沢』は、ギャンブル要素のまったくない漫画です。
当初、現代の宮本武蔵のような、最強の男を描くつもりで、最強伝説とタイトルを付けたようですが、ちょっと違った、最強の男が出来上がってしまったようです・・・。
2.『最強伝説 黒沢』のあらすじ
穴平建設に勤務する現場監督の黒沢は、44歳で独身です。職場の仲間達と、サッカーの日本代表戦を飲みながら観戦しているのですが、その時、唐突にわかってしまいます。周りと一緒に盛り上がっていながら、胸の内は冷めていき、「感動などない!」と、いうことに・・・。
黒沢が求めていたのは、「オレの鼓動」「オレの歓喜」「オレの、オレによる、オレのだけの感動だったはずだ!」と、そして、いつまでもこんなことを続けるのか…と自問自答してしまいます。そこから、黒沢が自分の人生を、変えていこうと奮闘する物語が始まります。
3.自問自答しながら行動する黒沢に感動
『最強伝説 黒沢』は、主人公・黒沢が、自問自答しながら、もだえ苦しみながら、それでも何かを変えていこうと行動する姿と、そんな黒沢に影響を受け巻き込まれていく人々の姿が、感動を呼び起こします。
現状に流された結果の40代。「このままではダメだ・・・」と思いながらも転職には踏みきれず、というか、転職するほどのスキル、経験も積んでいないことに気が付き、悶えながら目の前の日々の仕事をこなしていく・・・「黒沢は、オレだ・・・」と、私は感情移入してしまいました。
4.『最強伝説 黒沢』は『新黒沢 最強伝説』で復活
『最強伝説 黒沢』は壮絶なラストで、小さな町に伝説を残して完結しました。しかし、黒沢伝説から7年後の2013年に『新最強伝説 黒沢』が再連載されます。黒沢は8年間昏睡状態から目が覚めるという設定です。ホント何も考えずに読むと楽しい漫画です。
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5.まとめ
『最強伝説 黒沢』では、小心者で妄想を繰り返していた黒沢が、中盤から突拍子もない行動に出ていき、変わっていく黒沢をみるのが楽しいです。
自分の人生を自分のものにしていくために行動を起こした黒沢、読む人を元気にさせてくれる漫画です!