岩明均『寄生獣』 環境破壊を続ける人類への警告か?謎の生物が人間の脳に寄生して人類を喰いまくる!

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マンガ大好きユキチです。

今回は、漫画好きな人は、必ず読んでおきたい名作漫画『寄生獣』を、ご紹介させて頂きます。

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漫画だからこそ表現できた設定です。

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1.『寄生獣』の基本情報

著者 岩明均
出版社 講談社
連載雑誌 月刊アフタヌーン
掲載期間 1988年~1995年
巻数 全10巻

岩明均(いわあきひとし)さんは、手塚治虫文化賞マンガ大賞も受賞している実力派の漫画家さんです。最近は、歴史をテーマにした漫画が多いですが、岩明さんを一躍有名にした漫画は、この『寄生獣』となります。

2.『寄生獣』のあらすじ

ある夜、空からテニスボールぐらいの大さきの綿帽子のようなものが街に落ち、その中から、細長い謎の生物がでてきます。

その生物は、耳や鼻の穴から、人間の頭に侵入し、脳を食べて、首から上、頭部全体に寄生し同化して、内臓や消化器官はそのまま人間の物を使用する寄生生物でした。

寄生した頭部は、「脳」であり、「目」や「触手」で、ゴムのように伸び、鉄のように固くなったりして、強力な力で人間を捕食していくのでした。

(「寄生獣」1巻から引用)

平凡な高校生の泉新一は、寄生生物に襲撃され、間一髪で、脳の乗っ取りは免れます。しかし、謎の生物は右腕に寄生して同化し、新一と共存生活を始めます。しかし、そんな新一に、他の寄生生物が…。

(「寄生獣」1巻から引用)

3.寄生生物は何なのか?

寄生生物が一体何なのか?学習能力があり知能は高いが、生殖能力はありません。何のために生まれてきたのか? ヒントは物語の始まりのプロローグにあります。そこを抜粋してみます。

地球上の誰かがふと思った

「人間の数が半分になったらいくつの森が焼かれずにすむだろうか…」

地球上の誰かがふと思った

「人間の数が100分の1になったら、たれ流される毒も100分の1になるのだろうか…」

誰かが、ふと思った

「生物(みんな)の未来を守らなければ・・・・・・・」

(「寄生獣」1巻から引用)

腹が減ったから、人間を食べる。人間が牛や豚を食べるように、寄生生物も、生きるために食べているだけと、寄生獣は、読む人に問いかけます。

4.『寄生獣』の裏の物語『寄生獣リバーシ』

20年以上を経て2018年から、『寄生獣』のスピンオフ作品『寄生獣リバーシ』が、漫画アプリコミックDAYSで連載が始まりました。

物語は『寄生獣』と同じの時代の、新一達とは別の街の物語ですが、話は繋がっており『寄生獣』に出てきた人達も登場します。

『寄生獣』のインパクトが強いため、評価は様々ですが、過大な期待を抱かずに、サイドストーリーとして読むと楽しめます。

5.まとめ

寄生生物が悪いのか、人間が悪いのか? 寄生生物と人間は違うのか?など、哲学なテーマもありますが、それ以上に、寄生生物自体の生き方、考え方、生態に引き込まれます。

また、バトル漫画としても楽しめます。寄生獣対人間。寄生獣対寄生獣。岩明さんの作風が淡泊なため、壮絶なシーンも読みやすいです。はたして、寄生生物と人間は共存できるのでしょうか?

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