徳弘正也『狂四郎2030』 第三次世界大戦後の独裁者が支配する日本で一人闘う!SFコメディ・ラブロマンス

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マンガ大好きユキチです。

今回は、徳弘正也さんの漫画『狂四郎2030』を、ご紹介させていただきます。

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少年ジャンプの『ジャングルの王者ターちゃん♡』でブレイクした徳弘正也さんですが、その後ジャンプでは振るわず、活躍の場を青年漫画雑誌・スーパージャンプに移して人気を盛り返した作品です。

青年誌ですから、徳弘さん得意の下ネタギャク満載の中に、人間の醜い欲望と小さな希望が盛り込まれたいい漫画です。

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1.『狂四郎2030』の基本情報

著者 徳弘正也
出版社 集英社
連載雑誌 スーパージャンプ
掲載期間 1997年~2004年
巻数 全20巻

今から20年以上前の作品です。『狂四郎2030』は、2030年の近未来の物語ですが、すでに時代は2020年。あと10年後の世界の話となってますが、現実は、漫画にはまったく追いついておりません。ただ、この漫画を読むと、暮らしがあまり変わらないことは、平和で良いことと思えます。

2.『狂四郎2030』のあらすじ

主人公・狂四郎は元軍人で、今は巡査としてヘリコプターに乗り、敗残兵狩りと呼ばれる過酷な任務に就いています。ある日パトロール中に、天才科学者の脳を移植された、人間の言葉が話せる犬・バベンスキーを助けます。

狂四郎は、バベンスキーが医者と知り、SEXするときに立たない・インポの治療を頼みます。よくよく狂四郎に話を聞くと、バーチャルマシンでのSEXとのことでした。

大戦後の日本では、一部の特権階級を除き、男女隔離政策により強制的に男女は分離され、強制労働を行っており、唯一の娯楽は真面目に働く者のみ与えられるバーチャルマシンによるSEXだけでした。

狂四郎は、仮想世界で出会った志乃を前にするとインポになってしまい、一度もSEXをすることができなかったのでした。バベンスキーは、志乃の存在に違和感を感じ、バーチャルマシーン管理するホスト・コンピューター”飛鳥”をハッキングし、志乃が実在する女性であることがわかります。

志乃こと、ユリカは、北海道にある中央電子管理センター働き、バーチャルマシーンの開発中に、偶然見かけた狂四郎に興味を持ち、仮想世界に侵入して狂四郎に近づいたのでした。

しかし、実在のユリカは、権力者達の性のはけ口となっており、この事実を聞いた狂四郎は、志乃を救出する為に、バベンスキーと共に北海道に旅立つのでした。

3.第三次世界大戦後のデストピア日本

物語は第三次世界大戦後の日本です。2019年に開戦、2025年に終結しましたが、核兵器が使われ、地球の人口の80%で死んでしまっています。アメリカと中国は消滅。日本は辛うじて存在し、軍人と政治家の特権階級が支配する独裁国家となっています。

そんな日本では、国民を管理するため、男女隔離政策やバーチャルSEXが行われているのでした。

特権階級が管理する、完全管理社会を敵に回し、荒廃した日本を北上し、ユリカを目指す、狂四郎とバベンスキーですが、コンピューター飛鳥が出した二人の生存率は0%です…。

4.まとめ

青年誌をいいことに、SEXシーンが多すぎるのが、この漫画が正当に評価されていない理由かもしれません(笑)。

特権階級が好き勝手を行い、国民は奴隷として扱われている不幸な日本の近未来。そんな漫画も、徳弘さんの下ネタとギャクのおかげで、物語を読み進めることができます。なかなか近づけない狂四郎とユリカ。一気読み必須の名作漫画です。

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