あだち充の名作ラブコメ漫画『みゆき』 二人の「みゆき」との切ない三角関係に涙。。

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マンガ大好きユキチです。

今回は、あだち充さんのラブコメ漫画『みゆき』を、ご紹介させて頂きます。

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あだち充さんの漫画では、めずらしいスポーツ抜きの、恋愛、ラブコメ漫画です。アニメも漫画と同じくらいよかった!『みゆき』は切なくなる漫画です…。

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1.『みゆき』の基本情報

著者 あだち充
出版社 小学館
連載雑誌 少年ビックコミック
掲載期間 1980年~1984年
巻数 全12巻

あだち充さんは、もう説明不要の漫画家さんですね。1951年生まれで、1970年のデビューですが、今現在も『MIX』を連載中の超現役です。

はるか昔ですが、友人に、あだち充さんの漫画をすすめられた時に、ジャンプ派でまったく知らなかった私は「みんな同じ顔じゃん!」と、ディスっていたことを想い出しました。あだち充さんの画は、今も変わらず、みんな同じ顔ですが、まったく気にならなくなりました(笑)。

ちなみに、連載雑誌「少年ビックコミック」は、知名度が低く、後に「ヤングサンデー」となっています。

2.『みゆき』のあらすじ

主人公は若松真人(16歳)。実の母は病死し、父親の再婚相手の継母も病死してしまい、父親は再婚相手の連れ子の妹と一緒に海外生活をしており、真人は家政婦に面倒をみてもらって日本で生活をしています。

そんな真人は、夏休みに友人達と海辺の民宿で住み込みのアルバイトをします。真人がアルバイトに参加した理由は、憧れを抱く同級生の鹿島みゆきが、アルバイトに参加したからでした。そのアルバイト中に、真人は偶然、鹿島みゆきが自分に気があることを知ります。

そんな真人のところに、6年ぶりに海外から1つ年下の妹のみゆきが帰国します。かわいく成長した妹、みゆきと真人の二人きりの生活が始まります。

血のつながらない妹のみゆきに、あくまでも妹だ…と、惹かれていく心を押し込めている真人。兄に一途な想いを寄せながらも、兄の幸せを最優先に考え、妹と一人の女性という狭間に心揺れるみゆき・・・。

3.ダブルヒロイン・二人の「みゆき」

『みゆき』は、鹿島みゆきと、若松みゆきのダブルヒロインの漫画です。

漫画だからですが、スポーツ万能でも、二枚目でもない真人(心優しいです)に、二人のみゆきが惹かれていき、真人も二人とも好きで、そんなどっちつかずの、もやもやした三角関係と、二人のみゆきに、好意を寄せる男達のドタバタが描かれています。

考えてみれば、あだち充さんの漫画は、ほぼ三角関係の作品ですね(笑)。読んでいる人は、必ず、どちらかの「みゆき」の応援してしまいます。

4.アニメの歌は「想い出がいっぱい」

漫画はもちろんですが、アニメの『みゆき』も良かったです。アニメは原作漫画と内容は一緒ですが、何が良かったというと、エンディングソングのH₂O(エイチツーオー)の「思い出がいっぱい」につきます。『みゆき』のエンディングソングのためにある歌といっていいです。

歌詞も書いておきますね。

古いアルバムの中に 隠れて想い出がいっぱい
無邪気な笑顔の下の
日付けは はるかなメモリー

時は無限のつながりで 終わりを思いもしないね
手に届く宇宙は 限りなく澄んで
君を包んでいた

大人の階段昇る 君はまだシンデレラさ
しあわせは誰かがきっと
運んでくれると信じてるね
少女だったと いつの日か、想う時がくるのさ

キラリ木洩れ陽のような まぶしい想い出がいっぱい
ひとりだけ横向く 記念写真だね
恋を夢みる頃

ガラスの階段降りる ガラスの靴シンデレラさ
踊り場で足を止めて
時計の音 気にしている
少女だったと なつかしく 振り向く日があるのさ

大人の階段昇る 君はまだシンデレラさ
しあわせは誰かがきっと
運んでくれると 信じてるね

少女だったと いつの日か 想う時がくるのさ
少女だったと なつかしく 振り向く日があるのさ

5.まとめ

『みゆき』は、笑いの中に、せつない三角関係を描いた漫画です。ラストはどうなるのか、このラストでよかったのか、残酷じゃないか…などと考えてしまいますが、いい終わり方です。

あだみ充さんは、この『みゆき』の後に、『タッチ』の連載をはじめます。上杉達也、上杉和也、朝倉南の3人の微妙な三角関係話は、この『みゆき』が原型になっているのかな。

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