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マンガ大好きユキチです。
今回は、連載期間33年!日本の月刊少年誌での最長寿漫画でした、さだやす圭さんの『なんと孫六』を、ご紹介させて頂きます。
最長寿漫画でした…ですので、悲しいかな2014年に連載は終了しております。
1.『なんと孫六』の基本情報
著者 | さだやす圭 |
出版社 | 講談社 |
連載雑誌 | 月刊少年マガジン |
掲載期間 | 1981年~2014年 |
巻数 | 全81巻 |
さだやす圭さんは、1949年生まれですが、まだ現役で、現在ビッグコミックに『フォーシームNEXT』を連載されております。
『なんと孫六』は連載期間33年ですが、漫画界にはけっこう長期連載作品はあって、有名な『ゴルゴ13』は、1968年からビックコミックに連載されていますから、連載期間50年超!の脅威の漫画です。(しかしコロナの影響もあり、2020年5月に休載。それでも連載52年です)
2.『なんと孫六』のあらすじ
その剛速球から、「毎日、学食でステーキを食べさせる」ことを条件に、大阪一の不良高校、浪城(なみしろ)高校に入学した甲斐孫六(かいまごろく)。野球以上にケンカも強く、自分の前に立ちふさがる相手は、誰であろうと、強引に、爽快に、えげつなく、ぶっ倒していきます。
そんな孫六ですから、暴力沙汰を繰り返し、野球界を追放、復帰も繰り返しながら、高校野球、プロ野球、メジャーリーグで大暴れしていきます。
3.『なんと孫六』は高校編がおすすめです。
『なんと孫六』は、大きく分けると、高校編、プロ野球編、ゴルフ編、メジャーリーグ編、日本代表編に分かれます。ゴルフ編が入っているところがおもしろいですね(笑)。
私がもっとも好きなのは高校編です。高校編は、ケンカ7、野球3ぐらいの割合で、ケンカ漫画といっていいほど、個性的で腕っぷしの強い相手達が、孫六とぶつかり合います。そんなライバルを何人か、ご紹介してみます。
浪城BIG3
怪力と頑丈な体が武器の鮫州、ナイフ使いの叶、琉球空手の使い手、山形、この3人が、波城高校の番格と言われています。「BIG3」と聞いて、孫六は、ちょっかいをかけずにはいられない、やんちゃな性格なんです(笑)。甲斐とケンカ後、鮫洲と山形は、波城高校野球部に入部します。
比留間(ひるま)兄弟
孫六が高校日本代表として日米野球で活躍している留守の間に、波城高校に転校してきて、浪城を支配下に治めようとする凶悪な3兄弟です。
劉黒峰(りゅうこくほう)
殺人拳法・江州覇王件拳の使い手。神戸南京町を中心に神戸を支配しています。孫六と勝負するつもりはなかったのですが、これまた、孫六の方からちょっかいをかけにいきます。
大阪制覇を狙う全無連(ぜんぶれん)
大坂制覇を目論む、千皇明率いる全部連が、波城高校に襲い掛かかります。波城vs全部連、最後の千皇明と孫六の闘いは圧巻です。しかし、この抗争により、孫六は、高野連から追放処分となります。
4.まとめ
孫六のケンカばかりを書いてしまいましたが、野球漫画ですので、野球のシーンでもケンカ同様、真向勝負です。
パワー自慢の大リーガー、不遜な腕っぷし自慢を、力でねじ伏せ、次々とぶっ倒していく孫六。読むと爽快、元気になる野球・ケンカ漫画、おすすめです。