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マンガ大好きユキチです。
今回は、普通のおとうさんサラリーマンが、あることから半グレと対決することになってしまう漫画、『マイホームヒーロー』を、ご紹介させて頂きます。
本のタイトルから想像できないのですが、いい方に期待を裏切ってくれる漫画です。
1.『マイホームヒーロー』の基本情報
著者 | 原作:山川直輝、作画:朝基まさし |
出版社 | 講談社 |
連載雑誌 | 週刊ヤングマガジン |
掲載期間 | 2017年~ |
巻数 | 既刊15巻 |
朝基まさしさんは、1970年生まれですから、結構、ベテランの漫画家さんです。
代表作は、安童夕馬さん(樹林伸さん)を原作者として、『サイコメトラーEIJI』や『クニミツの政』などで、ほぼ「週刊少年マガジン」をメインで連載されてました。
この『マイホームヒーロー』は、初めて、山川直輝さんと組んだ作品となります。
2.『マイホームヒーロー』のあらすじ
主人公は、鳥栖哲雄(とすてつお)47歳、おもちゃメーカーで営業をしている平凡なサラリーマンです。専業主婦の妻・歌仙(かせん)と、大学生になって2か月前に一人暮らしを始めた娘・零花(れいか)と、仲のいい3人家族です。
哲雄の趣味は、推理小説を書くことと読むことで、ネットに、自作の推理小説を、50本も投稿しているミステリー・マニアです。
ある日、一人暮らし中の大学生の娘・零花と、久しぶりに会い、零花の顔に暴力の痕を発見します。「電柱にぶつかっただけ…」と、理由を語らないで帰ってしまった零花。幸せな家族に黒い影が入り込んできたのでした…。
3.普通のサラリーマンと半グレの攻防
零花の顔のケガは、彼氏の暴力によるものだったのですが、その彼が半グレ組織の一員だったことから、物語は回りだします。
幸せな家庭で育った箱入り娘が、ハンサムで優しい青年を演じた、粗暴な半グレに騙され、惚れて、犯罪に巻き込まれてしまう・・・残念ですが、現実でもよくある話なのかも知れません。
父親の哲雄は、娘の彼氏の正体を知り、半グレ組織から家族を守るために、犯罪に手を染めて、泥沼にハマっていくのでした。
4.まとめ
物語は、哲雄の推理小説好きが伏線で、さまざなトリックや仕掛けで、半グレと駆け引きしていきます。しかし、忘れてならないのが、専業主婦の妻・歌仙の存在です。
夫から全てを聞いた歌仙は、夫とともに半グレと向かい合うのですが、随所に只者ではない感が出ており、今後何かあるな?と思われる謎のお母さんです。その予感はあたり、後半、その理由もわかり、物語が一気に拡大していきます。
『マイホームヒーロー』は、ハラハラドキドキと、途中で止められない、先を読みたくなる漫画です。