いつもありがとうございます。
マンガ大好き、ユキチです。
今回は、阿部潤さんの漫画『パパがも一度恋をした』を、ご紹介させて頂きます。
最近ヒットした、阿部潤さんの別の作品『忘却のサチコ』の後に読みました。読みもれていた漫画ですが、読めてよかった、おもしろい(笑)。
1.『パパがも一度恋をした』の基本情報
著者 | 阿部潤 |
出版社 | 小学館 |
連載雑誌 | ビックコミックスピリッツ |
掲載期間 | 2009年~2012年 |
巻数 | 全7巻 |
私が初めて読んだ、阿部潤さんの漫画は『the山田家』だったと思います。その頃から画はうまくて、適度に脱力系(ギャク漫画だっかから?)だったので、『忘却のサチコ』が同じ漫画家さんだったとは、まったく気が付きませんでした。
『パパがも一度恋をした』は、『the山田家』に近い、ギャク漫画です。
2.『パパがも一度恋をした』 のあらすじ
愛する妻が亡くなって以来、悲しみから3年も部屋に引きこもっている五郎。中学3年生の娘・トモは、五郎の部屋の前で、いいかげん立ち直るよう説得するのですが、祖父のタロスケは、吾郎を甘やかしてばかりで、まったく当てになりません。
トモが「悲しいのはパパだけじゃない!」と言っても、部屋の中からは「パパの方が悲しい」と父親とは思えない言葉が返ってきます。
そして吾郎が「ママの所へ行ってもいいかな…」と、ドアノブで首を吊ろうとした瞬間、雷が落ち、家の中に見知らぬおじさんが入ってくるのでした…。
3.おっさんずラブではなく、夫婦愛?
トモの前に突如現れた不審なおじさん、その正体は、吾郎を心配するあまり、けなげにも、おじさん姿になって生まれ変わってきてくれた妻・多恵子でした。
外見はメタボで汗っかきのハゲたおじさんが、ホントに愛した妻の多恵子なのか? 五郎、トモ、タロスケ、おじさん(多恵子)4人の生活が始まります。
見た目はおじさんの多恵子ですが、仕草や言葉、ちょっと天然ちゃん的なところが、かわいいです。そんな多恵子に、五郎も徐々に心惹かれていくのですが、外からみれば、あきらかにおっさんずラブ。そんなドタバタが、コミカルに描かれています。
TVドラマでは、ドランクドラゴンの塚地さんが、多恵子さん役をやってました(笑)
4.まとめ
死んでしまった人が姿を変えて戻ってくる。昔から多くの作品がつくられてきましたが、代表的な話は、スティーヴン・キングの『ペット・セメタリー』でしょうか(笑)。
しかし、愛くるしいおじさんの姿で帰ってくる物語は今まで聞いたことはありません。ギャグ漫画ですが、愛について考えさせられる、おすすめの漫画です。