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マンガ大好きユキチです。
今回は、藤沢とおるさんの漫画『仮面ティーチャー』を、ご紹介させて頂きます。
藤沢さんですが、『湘南純愛組!』『GTO』以降、いろいろなジャンルの漫画に挑戦して、結局、GTO外伝に戻る・・・ということを繰り返して、小粒の作品ばかりなってきた感じがしています。
『仮面ティーチャー』は、そんな失礼なことを言った小粒の作品の中でも、中粒でピリッとおもしろい作品です(笑)。
1.『仮面ティーチャー』の基本情報
著者 | 藤沢とおる |
出版社 | 集英社 |
連載雑誌 | 週刊ヤングジャンプ |
掲載期間 | 2006年~2007年 |
巻数 | 全4巻 |
藤沢さんはインタビューで、『仮面ティーチャー』は、「教育の現場が、ガチガチの規則に縛られていて、先生がちょっと怒るだけでもクレームが届いてしまう。そういった問題を、どうしたらいいのかというところから始まった作品」と、おっしゃっていました。
「そんな先生、いる訳ない!」と、突っ込んでしまうのですが、藤沢さんに、不良&ギャグ漫画を期待している私は、十分満足しました。教師漫画、学園漫画というよりは、ヒーロー漫画です。
2.『仮面ティーチャー』のあらすじ
都内の不良たちが集まる、通称“東京の不良墓場”、極蘭高校。生徒の8割は問題児で、教師の転出率も高いという問題ある高校です。そんなところに、明るくお調子者の教師、荒木剛太が赴任してきます。さっそく、受け持つクラスは、不良ばかりの2年C組です。
(「仮面ティーチャー」1巻から引用)
そしてもう一人、2年C組の副担当として、赴任してきた男が、十文字隼人です。隼人は、なかなか姿を現さないのですが、職員室の隼人の机の下からは、バックに入った白い仮面が見つかります。
3.仮面ティーチャーは誰なのか?
暴れまわる2年C組の生徒達の前に、謎の「仮面ティーチャー」が現れ、補修授業をおこなっていくのですが、C組には休学中で学校にも来ていない問題児がまだまだ控えています。
もう一人の教師の名前が「十文字隼人」と聞いて、ピンときた人は、ある程度の年齢の方だと思います。十文字隼人は、仮面ライダー2号に変身する一文字隼人(人造人間ですが)と一文字違いです。ちなみに、最近プチブレイク中の藤岡弘、さんは、仮面ライダー1号の「本郷猛」役でした。
仮面ティーチャーは、おそらく、十文字隼人ではないか・・・と話が進むのですが、つづきは、読んでのお楽しみです。
4.続編は『仮面ティーチャーBLACK』
『仮面ティーチャー』は、『仮面ティーチャーBLACK』に続きます。この『BLACK』の舞台は、セレブ高校で、多額の寄付をしているセレブの子供達が学園を支配して、やりたい放題をしています。そこに赴任してくるのが荒木剛太です。
『仮面ティーチャー』の愛車は、ヤマハのバイクVーMAX。『湘南純愛組!』の極東高校のフミヤの愛車でもあります。
(「仮面ティーチャーBLACK」1巻から引用)
5.まとめ
『仮面ティーチャー』『仮面ティーチャーBLACK』とも、はっきり言って、教師漫画的な感動は少ないです(笑)。ただし、無気力な教師、問題を抱えて拗ねている不良達が、変わっている過程は楽しめます。
藤沢さんが漫画のネタが尽きたら『仮面ティーチャーRED』をはじめるかもしれません。何も考えず、単純面白漫画を楽しみ人に、『仮面ティーチャー』『仮面ティーチャーBLACK』は、おすすめです。