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マンガ大好きユキチです。
今回は、小山ゆうさんの漫画『チェンジ』を、ご紹介させて頂きます。
古いこともあり、あまり知られていない漫画ですが、短い物語に感動がギュッと詰まっています。
1.『チェンジ』の基本情報
著者 | 小山ゆう |
出版社 | 講談社 |
連載雑誌 | 週刊少年マガジン |
掲載期間 | 1987年~1988年 |
巻数 | 全3巻 |
小山ゆうさんは、1948年生まれですから、70歳を超えて、今でも『颯汰の国』を、連載している現役バリバリの超ベテランの漫画家さんです。
画はデビュー作からほとんど変わっていません。あだち充さんの漫画のように、描く漫画の登場人物の顔はほとんど一緒です(笑)。でも物語にいつも間にか感情移入させられて、そんなことは全く気にならなくなるからさすがです。
最近『チェンジ』を知って読みました。感動本なので、ネタバレ最小でまとめてみます。
2.『チェンジ』のあらすじ
小学生の少女・早(さき)は、足が悪く、車椅子を使っており、お手伝いさんとともに、田舎の医療センターで暮らすことになります。裕福な家庭でしたが、両親は、優秀な兄姉をかわいがり、末っ子で足の悪い早を邪魔者扱いし、他人の目に触れない田舎の医療センターに預けたのでした。
早は幼い頃から一人ぼっち。家の窓から少年野球を眺めるのが好きでした。医療センターの窓からも、野球グランドが見えるのに気が付き、グランドを眺めている早。その時、部屋に、謎の2人の男が現れます。人には見えない謎の男2人は、早のお迎えが初仕事の新人とベテランの死神、2人でした…。
これ、第1話の半分程度の話です。ここだけで泣けてきませんか。物語に引きずり込まれます・・・。
3.やさしく残酷なチェンジ
チェンジは、車いすの少女だった早が、女子高生に変わるチェンジです。新人の死神のおかげで、49日だけ新しい体と命を与えられ、早は生まれ変わります。しかし期間は49日だけ。やさしく残酷な49日がはじまります。
4.まとめ
全3巻で短い物語ですが、残酷さと優しさの溢れた漫画です。30年以上前の作品ですが、まったく古さは感じません。感動したいか人におすすめの漫画です。