落ちこぼれ球児のど根性『名門!第三野球部』 三軍の野球部員達が一軍に下剋上、読むと元気になる野球漫画です!

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マンガ大好きユキチです。

今回は、落ちこぼれの高校球児達が努力、根性で強くなっていく野球漫画『名門!第三野球部』を、ご紹介させて頂きます。

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タイトルが何とも俊逸です。第三野球部?もしかしたら、『コータローまかりとおる!』の超マンモス高・鶴ヶ峰学園の野球部か?とは、思わないですよね(笑)。

※鶴ヶ峰学園は、生徒数が2万人のため、一競技に複数部が存在します。

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1.『名門!第三野球部』の基本情報

著者 むつ利之
出版社 講談社
連載雑誌 週刊少年マガジン
掲載期間 1987年~1993年
巻数 全31巻

作者のむつ利之さんは、1955年生まれで、1979年デビューですから、もうだいぶベテランの漫画家さんです。2008年に『復活!第三野球部』の連載が終わってから、発表した漫画はなく、消息不明です…。

そんな、むつ利之さんの代表作が、この『名門!第三野球部』となります。

2.『名門!第三野球部』のあらすじ

主人公・檜あすなろは高校1年生。いつも誰かにイジメられて泣いています。そんなあすなろにも、1つだけ好きなものあります。それが野球です。

あすなろが入部している桜高校野球部は、県下有数の強豪チームです。あすなろは、その強豪チームの二軍にもなれない、落ちこぼれ集団の三軍、第三野球部に所属しています。第三野球部は、一軍にバカにされながらも、野球が好きだから…と、草むしりや洗濯などの雑用に取り組んでいますが、監督やレギュラーからもクズあつかいされています。

(「名門!第三野球部」1巻から引用)

ある日、監督から、一ヶ月後に第三野球部の解散を告げられます。第三野球部員たちは、「野球をするために入部してきたのだから、一度でいいから試合をさせてくれ!」と監督に訴え、勝ったら第三野球部が一軍になるという約束までとりつけ、試合に向け、猛練習に励みます・・・。

3.落ちこぼれが自信をつけていく過程がおもしろい

『名門!第三野球部』のおもしろさは、自分達に自信が持てなかった第三野球部員達が、猛練習の末、少しづつ自信をつけてくるところです。

あすなろは、監督をぶん殴って第三野球部に降格してきた、元一軍の四番打者・海堂タケシに、指導を懇願します。初めは渋っていた海堂も、あすなろの熱意に負け、一緒に打倒一軍を目指し猛練習に励みます。

次第に、クズと言われていた第三野球部のみんなの顔つきが変わってくるのですが、特にあすなろは、別人か?と思えるほどのポジティブになってきます。しかし、時たま弱気にもどり、ピンチを招くのですが、仲間達に支えられ成長していきます。

(「名門!第三野球部」1巻から引用)

4.『第三野球部』は、プロ野球、さらに先まで続く

第三野球部は、高校野球界で活躍していくのですが、実力のある登場人物たちは、高校を卒業し、大学野球やプロ野球を舞台を移して活躍する姿も描かれています。

単行本では、22巻以降が「飛翔編」として、あすなろが、プロの世界で奮闘する姿が描かれています。実はその先には『復活!第三野球部』もあります!

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5.まとめ

弱小野球部が強くなっていく、ある意味、パターン化された王道の野球漫画なのですが、なぜか?おもしろいです。むつ利之さんの画によるところは大きいですが、登場人物達が、弱く人間的に描がかれているからでしょうか。

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