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マンガ大好きユキチです。
今回は、現在連載中の山本英夫さんの漫画『HIKARI-MAN(ヒカリマン)』を、ご紹介させて頂きます。
1.『HIKAEI-MAN』の基本情報
著者 | 山本英夫 |
出版社 | 小学館 |
連載雑誌 | ビックコミックスピリッツ |
掲載期間 | 2018年~2020年 |
巻数 | 全8巻 |
山本英夫さんが『ホムンクルス』の連載終了から4年ぶりの新作漫画です。今まで、かなりクセのある漫画を描いてきましたが、今回は「ヒーローもの」の漫画です。
山本さんは、この『HIKARI-MAN』では、過去の作品のレッテルを外すため、あえて、グロテスクなシーンを減らし、下品にならないように漫画を描いているようで、エログロシーン見当たりません。山本さんの漫画を好きな方にはちょっと物足らないかもしれませんね。
ヒーローものには敵キャラが不可欠ですが、あやしくヤバイ敵キャラは健在です(笑)。
2.『HIKARIーMAN』のあらすじ
白池光(しろちひかり)は、クラスでも目立たない冴えない高校男子。学校の休み時間は、一人で格闘ゲーム、家に帰れば、PC改造とまたゲームに明け暮れる気弱な電脳オタク少年です。
そんな光の唯一人並み外れたところは、身体に電気を溜め込みやすい『電気感受性』を持っていることです。その体質から、しょっちゅう静電気に感電して気絶してしまい、保健室に運ばれています。
そんな光が自宅で転んだ時に、PCのパーツの基板を首元に刺してしまい感電して気絶します。気がついて自作PCを触ると、自分の体内から意識と血流だけがPCに吸い込まれ、電気の通っている所を、自由自在に行き来できるという驚異の能力を持ってしまいます。
3.正義のヒーローが負の電気に侵されていく
電気が通っているところなら、どこでも自由自在に移動ができ、並外れた身体能力を手に入れた光ですが、意識と血流(電気)だけが移動するため、肉体は自宅の部屋でPCを操作している状態のまま残されます。
電気人間としての能力を手に入れた光は、正義の味方として、不良に絡まれている女性を助けたりするのですが、学校の不良達にイジメの報復を考え出してから、心優しかった光の人間性が少しずつ変わってきます。
4.まとめ
大人しく、気の弱いやさしい男子高校生が、超能力を持ってしまったときにどうなっていくのか? 今まで、多くの作品で描かれたテーマですね。
映画「スターウォーズ」でも、平和と正義の守護者ジェダイの騎士が、暗黒面に堕ちていくように、光が悪に染まってしまうのか?それとも、正義のヒーローとして成長していくのか?展開が楽しいです。