いつもありがとうございます。
マンガ大好きユキチです。
今回は、先読み不能、予測できない展開が面白い漫画『親愛なる僕へ 殺意をこめて』を、ご紹介させて頂きます。
意味深なわりには、意味不明な漫画のタイトルに、初めは手が出しにくい漫画ですが、読み進めると、なるほどと思われるタイトルです。ネタバレを抑えて、まとめてみますね。
1.『親愛なる僕へ 殺意をこめて』の基本情報
著者 | 原作:井龍一、漫画:伊藤翔太 |
出版社 | 講談社 |
連載雑誌 | 週刊ヤングマガジン → コミックDAYS |
掲載期間 | 2018年~2020年 |
巻数 | 全11巻 |
井龍一さんは、”いのりゅうはじめ” と読むようです。作品数も少なく、どんな人か、謎な原作者さんです。漫画担当の伊藤翔太さんは、この『親愛なる僕へ 殺意をこめて』が、デビュー作となる漫画家さんですが、画もうまく、新人ではなさそうですね。
↓コミックDAYSです。今や漫画もWEBで見るのは主流ですね。
2.『親愛なる僕へ 殺意をこめて』のあらすじ
お気楽な大学生・浦島エイジは合コンの翌朝、朝起きると隣には美女が寝ています。彼女は、同じ大学に通っている雪村鏡花です。
(「親愛なる僕へ 殺意をこめて)1巻から引用)
しかし、エイジは、なぜ彼女がいるのかわかりません。彼女が言うには、エイジが告白して付き合うことになったと言います。まったく覚えがないエイジですが、細かいことにはこだわらない、結果オーライ・ラッキーと、可愛い娘と付きあえたことを喜んでいます。
エイジが大学に行ってみると、身に覚えのないケンカをやっていたり、雪村鏡花に告白をしていたりと、3日間の記憶がヌケ落ちていることに気がつきます。オレは記憶喪失なのか?普通の大学生の生活に、大きな影が落ちてくるのでした…。
3.エイジは連続殺人鬼の息子
記憶の空白が頻発するエイジ。
しかも彼は、過酷な運命を背負ってそれまで生活をしてきたのでした。その過酷な運命とは、「殺人者の息子」だということです。しかも、エイジの父親・八野衣真は、15年前に世間を騒がせた女子大生連続殺人「LL事件」の連続殺人犯だったのです。
事件後、世間から追い詰められ自殺してしまった母親。さらに迫害されながら育ったエイジ。親父の犯した犯罪は、いつまでも彼を追ってきます。
4.もう一人のエイジと過去の連続殺人事件
エイジの失われた記憶の理由は、もう一人のエイジが活動していた…つまり、エイジは二重人格だったのです。片方のエイジが活動しているときは、もう片方のエイジは眠っている。なぜ二重人格になってしまったのか?もう一人のエイジの目的が物語のメインテーマです。
また、どうしても避けて通れないのが、殺人鬼LLと言われたエイジの父親の起こした事件です。LL事件を真似た殺人事件も発生し、エイジの日常は狂っていきます。
5.まとめ
読む進めると、どんでん返しに次ぐ、どんでん返しと、物語の先読みができません。意表を突く展開、物語はますます深い闇に突っ込んでいっています。
一点、心配は、話をヒネリすぎて、ちょっとやり過ぎ?と感じるか感じないかです(笑)