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マンガ大好きユキチです。
今回は井上雄彦さんの漫画『リアル』を、ご紹介させて頂きます。
井上雄彦さんと言えば、代表作『スラムダンク』があまりにも有名ですが、この『リアル』も引けを取らないくらいおもしろい漫画です。タイトル「リアル」は「現実」を意味していて、登場人物達が向き合う、現実の社会との戦いが描かれています。
記事をまとめるため、また読み返したのですが、今回も感動で涙が。この場面でツーンときて、またあの場面で…と、条件反射になってしまっているのかもしれません(笑)。
1.『リアル』の基本情報
著者 | 井上雄彦 |
出版社 | 集英社 |
連載雑誌 | 週刊ヤングジャンプ |
掲載期間 | 1999年~ |
巻数 | 既刊15巻 |
井上雄彦さんは大ヒット漫画『スラムダンク』の連載終了後、1998年から「モーニング」で、『バガボンド』の連載を開始して、並行して1999年から、この『リアル』の連載をはじめています。現在、『バカボンド』『リアル』とも不定期連載となっており、未だ連載継続中の漫画です。
2.『リアル』の主人公は3人
『リアル』の主人公は3人です。3人が時に交わりながら、それぞれの道を歩んでいきます。それぞれ、簡単に紹介してみます。
戸川清春(とがわ きよはる)
走ることが何よりも好きで、中学生の100ml走の有力選手でした。しかし、骨肉腫により右脚を切断。リハビリ中に、車イスバスケットボールと目標になる人に出会い、再び前に歩み出します。
野宮朋美(のみや ともみ)
小学校から高校まで、バスケットボールに打ち込んでいましたが、ナンパした女の子とバイクの二人乗りで事故におこして高校中退。車いすバスケットボールに打ち込む戸川と出会って、自分も進む道を見つけようともがいています。
高橋久信(たかはし ひさのぶ)
野宮と同じ高校のバスケットボール部に入っていたが、交通事故により下半身不随となってしまいます。自尊心が強く、生きることに絶望していましたが、様々な人々との出会いを通じて、前向きにリハビリに取り組み始めます。
3.スコーピオン白鳥の回は神回!
『リアル』は、どの巻もいいのですが、8巻だけは、日本一のヒール(悪役)レスラー「スコーピオン白鳥」の物語です。白鳥も交通事故で脊髄を損傷してしまいます。リハビリをしても、車イス生活になると医者に言われている中で、白鳥はプロレスの復帰試合に挑むのでした。
8巻だけで、プロレス漫画・ランキングの4位にしてしまいました。
参考)プロレス漫画ランキング
4.まとめ
14巻が出たのが2014年で、15巻が2020年です。物語はなかなか進みません。一瞬連載が再開され、また休載と『HUNTER×HUNTER』の冨樫義博さん状態になってしまっている漫画です。
しかし、これも『HUNTER×HUNTER』同様、何年経とうが、続きを読みたくて、新刊を待ち続けているおもしろい漫画です。