いつもありがとうございます。
マンガ大好きユキチです。
今回は、榎本よしたかさんのエッセイマンガ『トコノクボ くじけない心の描き方』を、ご紹介させて頂きます。
何気なく見たコメントで、この漫画の存在を知りました。「出会えて良かった!」と、思える漫画です。
1.『トコノクボ』の基本情報
著者 | 榎本よしたか |
出版社 | マイナビ文庫 |
連載雑誌 | 公式エッセイコミックブログ |
掲載期間 | 2012年~ |
巻数 | 全1巻 |
榎本よしたかさんが、イラストレーターになって10年目に、「今までの経験を形にしよう!」と描き始めたエッセイマンガです。榎本さんの公式ブログで公開されており、タイトルの『トコノクボ』は、「ボクノコト」を逆さにしています。
2.『トコノクボ』の内容
小さい頃から絵を描くのが好きだった榎本さんは、中学生の時に将来は絵を描いて食べていこうと決意します。しかし、家庭環境は最悪で、高校卒業後に入社した会社もブラック職場。父親や親類の借金を返済しながら働きはじめます。
そんな環境でも夢を諦めず、25歳になって会社を退職し、イラストレーターとして独立します。コネも経験もない中、1人で営業をしてイラストを描いてと、徐々に仕事を広げていき、結婚して家族を持つようになります。
大まかな説明ですが、榎本さんのグログを読んで頂いた方が早いですね(笑)。
3.『トコノクボ』を読むと元気が出ます。
榎本さんがイラストレーターとして独立するまでの環境は最悪です。特に出会う大人達は、榎本さんの人生にマイナスにしかなっていない気がします。普通の人なら、絵の夢を諦め、ドロップアウトしてもおかしくない環境の中で、イラストレーターで食べていく夢を諦めない前向きの姿が、読んでいると、オレもまだまだと元気が出てきます。
私は、何かと、できない言い訳を作って、行動に移さないことが多いのですが、それは結局、言うほどやりたいことではないのではと思いました。また何より大切なことは、行動し続けることだと気づかされます。
榎本さんが自分の過去を振り返って「辛かった記憶の数々の点がつながって、線になって今の生活(仕事)に生きている。」と言う言葉は、丁寧に生きてきた榎本さんだから言える言葉だと思います。
4.まとめ
使い古された言葉ですが「事実は小説よりも奇なり」で、改めてエッセイマンガのおもしろさを再発見しました。『トコノクボ』は何度でも読み替えすいい本です!