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マンガ大好きユキチです。
今回は、細野不二彦さんのボクシング漫画『太郎』を、ご紹介させていただきます。
一昔前のボクシングは、反体制的だったり、人付き合いが苦手で不器用な男がやっているイメージでした(仕事帰りにボクササイズでいい汗を流す。は無かったです)。今はだいぶイメージが変わりましたが、この『太郎』は、そんな一昔前ではめずらしい、気合と根性のボクシング漫画ではない、恋あり、仕事あり、社会問題ありのボクシング漫画です。
1.『太郎』の基本情報
著者 | 細野不二夫 |
出版社 | 小学館 |
連載雑誌 | 週刊ヤングサンデー |
掲載期間 | 1992年~1999年 |
巻数 | 全24巻 |
細野不二彦さんは、1979年のデビューから40年、多くの漫画がアニメ化され、今なお、様々なジャンルの漫画(しかも、おもしろい!)を描き続けているベテランの漫画家さんです。いつか、細野さんの漫画のベスト10をやりたいですね。
2.『太郎』のあらすじ
つくし信用金庫に勤務する吉野太郎は、高校を卒業したばかりの新人です。しかし、遅刻、早退を繰り返し、あるときは顔を腫らして出勤してくる、問題ありの新人サラリーマンでした。
(「太郎」1巻から引用)
実は太郎は、就業後にボクシングジムに通うプロボクサーでした。職場には内緒でボクシングをしており、デビュー戦も誰にも告げられずに一人で闘います。
仕事ができない新社会人、また、新人プロボクサーとして二足の草鞋を履くうちに、次第にボクサーとしての才能が開花し、あわせて、信金の仕事も結果が出てきます。
太郎はなぜボクシングを始めたのか? 仕事とボクシングの両立は可能なのか? サラリーマン・ボクサー太郎の成長物語となっています。
3.職場の憧れの先輩との恋
太郎は、つくしの信用金庫の先輩・森崎みほに、ほのかな恋心を抱いています。そんな森崎さんは、太郎が会社で落としたボクシングのデビュー戦のチケットを偶然拾い、用事のついでに、太郎のデビュー戦を観戦することになります。
「職場では、グズでおとなしく、係長に怒られてばかりの、あの太郎クンが…」と、森崎さんは、試合後に太郎に話しかけますが、太郎は「職場では、ボクシングをやっていることを内緒にして下さい・・・」と言うのでした。
しだいに森崎さんは、弟のような太郎から目が離せなくなります。太郎も憧れの森崎さんに惹かれていきます。しかし、森崎さんには、結婚を約束した恋人がいるのでした…。
4.ボクサーが闘う理由と物語
太郎の対戦者達にも、それぞれに闘う理由、物語があります。そんな2人の物語がリングでぶつかり合う展開、おもしろいです。もちろん、太郎の因縁のライバルも登場します。
また、サラリーマン・ボクシング漫画ですので、信金の仕事も場面も多いです。信金を見下している大手都市銀行との顧客争奪戦や、相続問題、債権回収などを、太郎は、職場の仲間に助けてもらいながら取り組んでいき、社会人としても成長していきます。
5.まとめ
全24巻ですので、太郎がどこまで成長するか読み応えがあります。また、終わり方も、これしかない!と思える、完璧なラストです。
仕事を頑張っている人、頑張っても結果が出ていない人に、ぜひとも読んで頂きたい、元気が出る漫画です。