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マンガ大好きユキチです。
今回は、ほのぼのしたラブコメ漫画『猫のお寺の知恩さん』を、ご紹介させて頂きます。
1.『猫のお寺の知恩さん』の基本情報
著者 | オジロマコト |
出版社 | 小学館 |
連載雑誌 | ビックコミックスピリッツ |
掲載期間 | 2016年~2018年 |
巻数 | 全9巻 |
オジロマコトさんは、2006年デビューの女性漫画家さんです。私にとっては、この『猫のお寺の知恩さん』が、初オジロマコトさん読みでしたが、一瞬でファンになってしまいました。絵が柔らかくほっこりします。これから他の作品も読んでみたいと思います。
2.『猫のお寺の知恩さん』のあらすじ
家から出たい一心で、県外の高校に進学を決め、遠い親戚のお寺に下宿することになった須田源(すだげん)。そこは幼い頃に一時預けられていた田舎の古寺で、その頃遊んだ、3つ年上の従妹、古寺澤知恩(こてらさわちおん)が住んでいます。
知恩さんは19歳。両親は海外赴任しており、古寺に祖母と二人で暮らしながら、高校卒業後、進学せずに寺の管理人をしています。幼なじみの感覚で弟のように接してくる無防備な知恩さんに、思春期まっさかりの源の悶々とした日々がはじまります。
参考)無防備な知恩さんです。
(「猫のお寺の知恩さん」1巻から引用)
3.年上の綺麗なおねいさん・知恩さんと響子さん
下宿の綺麗なおねいさんと年下の男の子の恋の漫画と言えば、高橋留美子さんの名作『めぞん一刻』を思い出します。19歳の知恩さんと源は3歳差、『めぞん一刻』の音無響子さんと五代裕作は2歳差です。
オジロマコトさんは、おそらく『めぞん一刻』をリスペクトしています。音無響子さんがいつもしているエプロンは、ひよこの絵に「PIYO PIYO」の文字のプリントですが、知恩さんのエプロンは、ふくろうの絵に「HO OO」の文字のプリントです(笑)。
参考)『めぞん一刻』です。
4.猫と田舎暮らしが魅力ですが・・・若者は東京へ
物語の舞台、源が暮らす田舎は、東京から2時間程度の北関東のどこかだと勝手に想像しています(笑)。6匹の猫に囲まれた田舎ぐらしが魅力的に描かれていますが、若者にとって、育った田舎は何もなく、源の同級生達も、高校卒業後に東京を目指す子が多いです。
19歳の知恩さんがなぜ田舎に残っているのか?源の高校卒業後の進路は?と、全9巻ですので、ギュッと詰まった物語です。
5.まとめ
はじめは、高校生・源の視線を表現しているのか、知恩さんのおしりのアップの場面が多く、この描写、嫌いじゃないけど(笑)必要かなと思いました。しかし、よくぞここまで、年下の男の子が惚れる、綺麗なおねいさん(ほっこりした)を描き切ってきれたなぁと感心します。