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マンガ大好きユキチです。
今回も古い漫画ですみません!ただし、あの大ヒット漫画?『魁!!男塾』は、この漫画から始まったと言っても、言い過ぎではない作品、宮下あきらさんの『激!!極虎一家』を、ご紹介させて頂きます。
よく見ると、タイトルの「!!」ビックリマークも「激!!・・・」と「魁!!・・・」で同じ。40年もかわらない漫画のスタイル・・・嫌いではありません(笑)。
1.『激!!極虎一家』の基本情報
著者 | 宮下あきら |
出版社 | 集英社 |
連載雑誌 | 週刊少年ジャンプ |
掲載期間 | 1980年~1982年 |
巻数 | 全12巻 |
1978年デビューの宮下あきらさん、現在、連載中の漫画はないですが、2019年4月まで、「週刊漫画ゴラク」で、『真!!男塾』を連載されておりました。男塾・・・ひっぱりますね(笑)。
先に書きましたが、作風は一貫して大きな変化なく、「硬派のかっこいい男」に「ばかばかしい笑い」をミックスして描いています。さすがに、今の若い人には、ウケないと思うのですが、バトルものなら「宮下漫画」は、まだまだいけると思います。
2.『激!!極虎一家』のあらすじ
超ド田舎、米田村中学の修学旅行で東京に出てきた虎。夜中に旅館を抜け出し、夜の繁華街に遊びに出かけます。
虎が、ぼったくり飲み屋に雇われたヤクザ達を、ボコボコに倒しているところ、それを見ていたヤクザの組長は、「十年に一人の逸材だ!」と、虎をヤクザにスカウトします。翌朝、虎たちが宿泊している旅館には、東京中の極道一家、ヤクザ組織があつまり、虎に契約金を提示して、スカウト合戦が始まるのでした。
しかし、虎は、東京で唯一、スカウトに来なかった、極政一家に会いに行き、人生で初めて喧嘩で敗北。彼らを追って、網走極等少年院に入所しようとするのでした…。
(「激!!極虎一家」2巻から引用)
3.硬派すぎない、笑える登場人物達
『激!!極虎一家』は、硬派と笑いがうまくミックスされた漫画です。登場人物もカッコイイ人と笑える人が半々ぐらいでしょうか。
カッコイイ人の代表は、虎がはじめて喧嘩で負けた相手、学帽政ですが、私はあえて、中学十年生の沖田鉄を押します。中学生にして妻子持ち、漫画的設定ですが(笑)。
(「激!!極虎一家」4巻から引用)
笑える人としては、主人公の虎も三枚目役で入ります。私の押しは、網走極等少年院の白梅寮の寮長、金田一正太郎です。
元東大工学部で、極道28号(宮下漫画らしい名前…)というロボットを使っているのですが、少年院に、どうロボットを持ち込んだのか?もしかしたら少年院内で作ったのか?などと設定はともかく、ロボットの動力源が、猫を擦った静電気ですから…天才です(笑)。
(「激!!極虎一家」3巻から引用)
4.まとめ
少年院内のバトルや上級生との抗争、他の組織、団体との勢力争いは、そのまま『魁!!男塾』に、つながっていきます。
ちょっと時代を感じさせる描写が満載ですが、おもしろい漫画です。