裏社会格闘漫画『軍鶏』 生き残るための牙を磨き、ひたすら闘い続ける男達の狂気!

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マンガ大好きユキチです。

今回は、格闘漫画『軍鶏』を、ご紹介させて頂きます。軍鶏(シャモ)は、鶏(にわとり)同士を闘わせる闘鶏(とうけい)で、闘うだけのために品種改良された鶏です。(食用もあります)

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この漫画『軍鶏』も、軍鶏のように、自分の肉体を武器に、闘い続ける主人公が描かれています。

参考)闘鶏です。

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1.『軍鶏』の基本情報

著者 たなか亜希夫
出版社 双葉社→講談社
連載雑誌 漫画アクション→イブニング
掲載期間 1998年~2015年
巻数 全34巻

『軍鶏』は当初、漫画アクションに連載されていましたが、アクションの休刊とともに、イブニングに移籍して連載されました。また、はじめは、原作者が橋本以蔵さんだったのですが、たなか亜希夫さんが、「実際には、ほぼ自分で創作している」と訴訟をおこし、原作者として橋本以蔵さんの名前は無くなりました…。

たなか亜希夫さんの『迷走王 ボーダー』もいい作品です。
迷走王 ボーダー
迷走王 ボーダー

2.『軍鶏』のあらすじ

有名私立高校に通う16歳の成嶋亮は、両親からの「生暖かい愛情」に、自分の全てが吸いつくされる強迫感から、両親を刺殺し少年院送りとなります。

貧弱な体で、内気な性格の亮は、「親殺し」として、少年院生や教官から壮絶ないじめを受けます。しかし、終身刑の受刑者ながら体育の教官として空手を教えている黒川健児に、空手を習い始め、少年院で生き残るために空手に没頭し、院生達に立ち向かいます。

3.『軍鶏』とK1

『軍鶏』の連載時期は、かつて日本の格闘技ブームを作った「K1」の全盛期とかぶります。極真空手から独立した正道会館の石井館長が立ち上げた興行、立ち技最強トーナメント”K1”ですが、『軍鶏』は、このK1の影響をかなり受けています。

少年院を出所した亮は、裏社会でしか生きる道がなく、テレビで放送される華やかな格闘技の祭典「リーサルファイト」に、憎悪を抱くとともに、出場して闘うことにもなります。「リーサルファイト」は、空手団体”番竜会”が主催する立ち技格闘技最強を決める大会です。

『軍鶏』に出てくる登場人物達も、実在の格闘技関係者をモデルにしていることが多いので、探してみるもの面白いです。成嶋亮が師事した黒川健児(実は番竜会空手の達人)も、元・極真会館最高師範の黒崎健時をモデルにしたのでは?と言われています。

4.斉天大聖や黒道着衆などの格闘家がいい!

『軍鶏』は主人公・亮以上に、出てくる格闘家達が魅力的です。強者ぞろいの格闘家の中でも、特に私が好きなのは、番竜会黒道着衆です。

番竜会空手の創始者の弟がつくり、影から番竜会を支え、人知れず敵を闇に葬ってきた番竜空手の黒道着衆。それぞれがクセの強い技術、体術、裏技を持った凄腕なのですが、普段は、スクールバスの運転手や、家族持ちのごく普通の生活を送っているなど設定のギャップがいいです。

↓ 斉天大聖です。
↓ 斉天大聖です。

5.まとめ

『軍鶏』は、スポーツとしての格闘技漫画ではなく、相手を壊す技術としての格闘術を描いており、また、裏社会や闇社会に生きる人々など、人間の暗黒面も描いています。そして、そんな漫画に、たなか亜希夫さんの画がとてもよく合っています。

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