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マンガ大好きユキチです。
今回は、冒険ファンタジー漫画『不滅のあなたへ』を、ご紹介させて頂きます。
冒険ファンタジー漫画としたのですが、大河ファンタジー漫画とも言えます。大河のように長い年月に渡る人々の生涯を描いています。人々の出会いと別れをくり返す物語です。
アニメ化も決まり、当初は2020年10月にテレビ放送の予定でしたが、コロナウイルスの影響で撮影が遅れ、今のところ、2021年4月に放送予定となっています。
1.『不滅のあなたへ』の基本情報
著者 | 大今良時(おおいま よしとき) |
出版社 | 講談社 |
連載雑誌 | 週刊少年マガジン |
掲載期間 | 2016年~ |
巻数 | 既刊14巻 |
大今さんは、2008年デビューの女性漫画家さんです。この『不滅のあなたへ』は、連載3作目になるようですが、私にとっては初・大今さんですので、まったく予備知識はありません。漫画のタイトルと絵に魅かれて、読み始めました。
ちなみに、各巻の表紙の画は、各巻に出てくる登場人物達の夢を描いているようです。一巻の表紙は、友人のオオカミとともに豊かな土地に旅立つことを夢見る少年の夢です。
2.『不滅のあなたへ』のあらすじ
観察者によって、地上へ投げ込まれた”球”。その球は、ありとあらゆるものの姿をうつし、変化することができます。
”それ”は、石からコケへと姿を変え、南方から現れ、力尽きたレッシオオカミへと姿を変えます。”それ”は意識を獲得し、あてもなく歩き続け一人の少年のもとにたどりつきます。
少年は雪に埋もれた朽ちた村で一人で生活をしていました。他の村人達は5年前に、老人達と少年を留守番に残し、食料が豊富な土地(楽園)を目指して旅に出たのでした。老人達が亡くなり、一人になった少年は、オオカミ姿の”それ”とともに、楽園を目指して旅立ちます。
しかし、少年は志半ば命が尽きてしまいます。”それ”は少年の姿を獲得し歩きはじめます…。
3.不滅な主人公”フシ”の役割は?
球から少年に変化した”それ”は、次に出会った少女・マーチから「フシ」という名前をつけてもらいます。フシには自己再生能力があり不死(不滅)だったからです。人間達と交わることで、言葉を覚え、人間的な感情も獲得していきます。
しかし、観察者とフシの役割は、今だはっきりしていません。刺激を受けたモノになら、何にでも変化できるフシ。年も取らないため、出会いと別れを繰り返しながら、時代が進んでいき、物語は「現世」編にも進んでいきます。フシの存在意義がわかった時が物語のクライマックスであることは間違いなさそうです。
4.まとめ
いつの間にか丁寧に読んでいる自分に気がつくマンガです。そして、読んでいるうちに、つまならい不安が頭をよぎります。それは「ラストがつまらなかったらどうしよう?」です(笑)。