ダーク・ファンタジー漫画『CLAYMORE』(クレイモア) 人間を喰らう妖魔を倒すために、生み出された半人半妖の悲しき女戦士達!

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マンガ大好きユキチです。

今回は、八木教広(やぎのりひろ)さんのダーク・ファンタジー漫画『CLAYMORE』(クレイモア)を、ご紹介させて頂きます。

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そもそも、CLAYMOREは、中世ヨーロッパでスコットランド人が使用した、1メートルほどの刀身の大剣のことをいうそうです。

読み始めは、淡泊な物語なのですが、徐々に面白さが増していく漫画です。

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1.『CLAYMORE』の基本情報

著者 八木教広
出版社 集英社
連載雑誌 月刊少年ジャンプ→ジャンプスクエア
掲載期間 2001年~2014年
巻数 全27巻

八木教広さんは、1990年デビューの漫画家さんです。初連載作が『エンジェル伝説』となります。『エンジェル伝説』は、アニメ化されるほど面白いコメディ漫画だったのですが、『CLAYMORE』は一転して、笑いのないリシアスなファンタジー漫画となっています。

八木さんはインタビューで『エンジェル伝説』はギャグで和める雰囲気の作品、『CLAYMORE』は全く逆で、『エンジェル伝説』では出せずに、自分の中に溜まっていたダークな要素を出して行こうとした作品とのことです。
参考)『エンジェル伝説』
参考)『エンジェル伝説』

2.『CLAYMORE』のあらすじ

ある村に妖魔が紛れ込み(妖魔は村人に化けてわからない)、村人が一人また一人と内臓を喰われて殺されます。困った村長は、この世で妖魔を退治できる唯一の戦士・クレイモアに、妖魔退治を依頼します。

現れたクレイモアは華奢な体に大剣を背負った銀眼の女性戦士・クレアでした。クレアは、少年ラキの両親を喰らい、ラキの兄に姿を変えていた妖魔を、剣で一刀に切り捨てます。兄が妖魔だったことから村を追放されたラキは村を出て、クレアと行動を共にするのでした。

そんなクリアに組織の連絡係から、次の依頼として黒い封筒を手渡されます。黒い封筒は、同業者・クレイモアを始末する命令でした…。

3.女戦士・クレイモアとは?

そもそもクレイモアは、妖魔を退治するために作られた組織とそこから生み出された戦士の総称です。組織は高額な依頼料を取って、妖魔を退治することを生業としているようです。戦士は妖魔と闘うために、自らの体に妖魔の血と肉を取り込み、半人半妖になることで、妖魔と闘うことができる体になっています。

また戦士は女性だけです。男の実験体は、妖魔の血肉を取り込むと、ことごとく命を落としていったようです。では、クレイモアの女戦士が万能かというとそうでもなく、半人半妖の体は妖魔の能力を使えば使うほど、妖魔の方が強くなり、人としての意識が負けた時に、女戦士も妖魔になってしまいます。

4.まとめ

『CLAYMORE』の舞台は中世ヨーロッパのような生活様式です。また先に、クレイモアの説明を簡単にしましたが、これは始まりの数話で語られることで、それ以外はわからないことだらけです。それらの謎が解けてくるに従い物語は面白くなっていきます。大体3巻ぐらいから物語が動いていきます。

家族と生き別れたり、捨てられ生きていきため半人半妖の戦士となるしかなかった女性達。また戦士といっても、使い捨てのように妖魔になるしかない運命なのか?そもそも妖魔とは何なのか?クレイモアの組織とは?など、驚きの展開が待っています。

 

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