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マンガ大好きユキチです。
今回は、現代忍者漫画の傑作『伊賀野カバ丸』を、ご紹介させていただきます。
現代といいましたが、連載は40年前!です。
また、忍者漫画といいましが、正しくは、ギャク忍者漫画でしょうか(笑)。読み返してみましたが、「カバ丸」は色褪せず、面白いです。
1.『伊賀野カバ丸』の基本情報
著者 | 亜月裕 |
出版社 | 集英社 |
連載雑誌 | 別冊マーガレット |
掲載期間 | 1979年~1981年 |
巻数 | 全12巻 |
世界でも有名な、”Japanese Ninja” 、漫画でも、数多くの名作忍者漫画がありますが、現代の日本を舞台に忍者が活躍する漫画は、実はそう多くはありません。思い出せるのは『忍者ハットリくん』、この『伊賀野カバ丸』、『さすがの猿飛』ぐらいでしょうか。
2.『伊賀野カバ丸』のあらすじ
人里離れた山奥で、才蔵じいさんに忍者の修行を受けながら育った伊賀野影丸、通称カバ丸。才蔵が亡くなり、山をおりて、東京の金玉学院(”きんぎょく”です)に、お世話になることになります。
カバ丸は、院長の孫娘、大久保蘭に一目惚れですが、蘭は、下品で粗野で大食いのカバ丸を毛嫌い。また、金玉学院を影で支配する関東学生諸星連盟の総長、目白沈寝(めじろ しずね)は、カバ丸の鍛えられた、超人的運動能力に目をつけ「忍者」として、利用することを考えます。
しかし、ライバル校、王玉学園(おうぎょく)にも、忍者の影が…。驚くべき身体能力と、尋常ならぬ食い意地で、金玉学院を騒動の渦に巻き込んでいく、学園コメディーです。アニメにも、実写映画にもなっていました。
3.超豪華、実写映画『伊賀野カバ丸』
主題歌「青春まるかじり」は、時代を感じます(笑)
大盛やきそばも、よく再現できてますね。
主演の黒崎輝さんは、俳優を引退して、沖縄でダイビングショップをされているようです。
4.31年ぶりの続編「伊賀野カバ丸★そりから」
実は、『カバ丸』は、2015年に、月刊YOU(集英社)で、31年ぶりに短期連載されました。それが『伊賀野カバ丸★そりから』となります。3話分が連載され、3話が単行本書き下ろしとなっています。
驚きですが、亜月裕さんの画が、ほとんど変わっていないのが嬉しいです。31年ぶりですが、山に帰ったカバ丸のその後、気になりますよね。
5.カバ丸の小学生の息子の活躍『伊賀野こカバ丸』
カバ丸と大久保麻衣の息子、6歳のこカバ丸(虎影丸)が活躍するスピンオフ漫画となります。こちらは、不定期連載をまとめたものです。
【あらすじ】人里離れたとある山奥。伊賀忍者の末裔である6歳のこカバ丸は、曽祖父らの計らいで東京へ行くことになりました。山の動物たちとの別れがつらいこカバ丸は、東京行きを拒否していましたが、母である大久保麻衣から学校給食の話を聞き、コロリと態度を変えます。父親譲りの人間離れした食欲を持つこカバ丸は、麻衣を急かせて東京へ急行。父母が通った名門・私立金玉学院小学部に編入します…。
こカバ丸、かわいいです!
6.まとめ
忍者としては優秀なのか?は、わからないのですが、食い意地が張って、ドジな愛されキャラのカバ丸。昔読んでいた人も、初めて読む人にも、おすすめの楽しくなる忍者漫画です。