いつもありがとうございます。
マンガ大好ユキチです。
今回は、森本梢子(もりもとこずえこ)さんの漫画『アシガール』を、ご紹介させて頂きます。
今更で恥ずかしいのですが、最近『ごくせん』を読んで、森本梢子さんを知って、続けて『アシガール』を読みました。いや~おもしろい!!一言でいうなら、タイムトラベル・ラブコメ漫画でしょうか。
しかし、読まず嫌いはダメですね。女性漫画家さんの読んでない面白い漫画が、まだまだありそうです。マンガの世界は広し!嬉しいですね。
1.『アシガール』の基本情報
著者 | 森本梢子 |
出版社 | 集英社 |
連載雑誌 | Cocohana |
掲載期間 | 2011年~ |
巻数 | 既刊15巻 |
もちろん「Cocohana」は読んだことありません(笑)。
私は『ごくせん』の次に、この『アシガール』を読んだのですが、この2作の連載は、10年ぐらい開きがあります。私はこの2作を、1週間空けて読みました。一番最初の感想は「画がうまくなったなぁ~」です。
ドラマ化された「ごくせん」も、放送された頃はまったく興味なかったですね…。
2.『アシガール』のあらすじ
速川唯(はやかわゆい)16歳。遅刻、忘れ物、居眠りの常習犯で、勉強もまったくやる気のない、色気もない女子高生です。唯一の取り柄は、ムダに足が速いことです。
唯には、天才的頭脳を持つ弟・尊(たける)がいます。唯は誤って、尊が物置を改造した実験室で作ったタイムマシンのスイッチを入れてしまいます。
気が付くと唯は、戦国時代の敗走中の足軽隊の中でした。唯は唯之助と名乗って、足軽隊に紛れ込みますが、嘘の身分がバレそうになり逃走したときに、偶然、羽木九八郎忠清に出会います。清忠を見て一目ぼれしてしまった唯。
戦国時代にタイムトラベルしてしまった女子高生・唯。やる気のない現代の生活から、恋に戦にやる気がみなぎってきます(笑)。
3.もちろん「アシガール」=「足軽」です(笑)
タイトルの『アシガール』は、もちろん「足軽」からです。また、足の速い女の子の意味もありますね(笑)。ちなみに「足軽」は軍隊の歩兵のことです。
唯がタイムトラベルしてしまったのは、永禄2年(1559年)の戦国時代です。実際の史実では、翌1560年に、織田信長が今川義元を破る「桶狭間の戦い」が起きていますから、織田信長が天下統一に向けて力をつけてきた時代です。
唯が一目ぼれしてしまった若者(羽木九八郎忠清)は、黒羽城城主・羽木忠高の跡取り息子、若殿様です。羽木家は実在のモデルはないのですが、小さな戦国武将だったため、物語の後半、織田信長の影響を受けてきます。
4.天才のイマイチな発明品に笑い
コメディ漫画ですので、まったく気にならないのですが、唯の弟の尊は、高校1年生にしてタイムマシンを発明してしまった超天才です。タイムマシン以外にも、いろいろな道具を発明するのですが、どこかイマイチで欠陥があります。
『ドラえもん』のひみつ道具と同じですが、あまり道具に頼らない(頼れない)展開が面白いです。ただし、タイムマシン(欠陥あり)は、結構使用してます(笑)。
5.まとめ
恋する唯は、戦国時代の生活も苦も無く送り、唯の明るく行動的な性格は、周りを幸せにしていきます(読んでいる人もです)。
タイムパラドックス(過去の出来事を改変した結果、現代に矛盾が出てくる)など気にせず、タイムトラベルのいい所取りの物語は面白いです。
現在も連載中ですが、歴史をどこまで変えてくれるのか楽しみな漫画です。