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マンガ大好きユキチです。
今回は、花沢健吾(はなざわけんご)さんの漫画のベスト5をまとめてみました。花沢さんは、2004年に『ルサンチマン』でデビュー。ヘタレな青年を描く第一人者だったのですが、最近は、冴えないキャラに頼らない漫画になったきた気がします。
では、私が勝手に選んだベスト5です。
(実は、花沢さんの作品で単行本化されているのは5作品です…)
1位:『アイアムアヒーロー』
原因不明のウイルスに侵された感染者「ZQN」。血液感染し、感染していない者を襲い、時には感染者同士で共食いをする。世界規模の感染拡大の中で、主人公・鈴木英雄や、生き残った人達は、どうなっていくのか?また「ZQN」の謎は?
ゾンビ系漫画の代表作と言えます。冴えない主人公・英雄はヒーローになれるのか?怒涛の展開は間違いなく面白いです。ただ、物語を広げるだけ広げて、しっかり回収できていないため、最後がちょっと残念。それでも面白いです。
2位:『ルサンチマン』
徹底して、もてない男が、アンリアル(非現実世界)に現実逃避。しかし、アンリアルの世界全体、また現実世界も巻き込んだ、大きなうねりに飲み込まれていきます。
花沢さんのデビュー作。1位にしようか悩みました。もてない男のコンプレックス、くだらなさ、下品さが溢れ、パワー(負のパワー?)がある作品です。以降の作品がこじんまりと感じるのは私だけかな…。
3位:『ボーイズ・オン・ザ・ラン』
田西敏行26歳。弱小ガチャガチャメーカーに勤める、エロイ妄想ばかりしている、もてない青年です。しかし、そんな田西にも春が。職場の飲み会で、憧れの後輩との二人の仲は徐々に近まっていきますが…。
ダメ男だった原因は、”今まで何一つ努力したこともなく、困難と向き合って闘ってこなかったこと” だと気がついた後の田西の行動力が読ませます。
4位:『アンダーニンジャ』
戦争中に連合国軍を悩ませた日本の忍者は、太平洋戦争終結後に、組織を解体させられ消滅したかにみえていましたが、戦後70年経った現在でも、日本国内のあらゆる組織に潜入し、秘密裏に国民を監視していました。その数約20万人と言われています。
コンビニのパートのおばちゃんなど、普通に生活している人が実は忍者や敵対組織の要員だったりと、敵味方が入り乱れる展開が面白くなってきました。またアンダーニンジャってそうだったのか…と、現在面白さ上昇中です。伏線回収頼みますよ!
5位:たかが黄昏れ
2119年。最後の男が亡くなってから17年。女性だけになった近未来の日本が舞台。大きな戦争があったようで、女性だけでも徴兵制がしかれています。男のことを言うこともタブーな世界。
まだ1巻で物語の導入部でしたが、すでに休載中です!『アンダーニンジャ』と同時期の連載開始はさすがに厳しかったか?と思ったのですが、花沢さんからは「テーマが今の自分には難易度が高く挫折してしまいました。再開の目処が立ってません。ホントすみません」とコメントあり。
絶対、続きが読みたくなるため、この1巻は読まない方がいいです。