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マンガ大好きユキチです。
今回は、奥浩哉(おくひろや)さんの『GIGANT(ギガント)』を、ご紹介させていただきます。
前々作が、名作『GANTZ(ガンツ)』ですから、同じG始まりで、もしかしたら奥さんなりの意味があるかも?と勘ぐってしまいます(笑)。
ギガントという言葉を調べてみますと、”ギリシア神話に登場する巨人族”ということですから、この巨人族からきているようです。
私の好きなアニメ『未来少年コナン』の最後に出ている空中要塞も「ギガント」でした。
参考)未来少年コナンのギガントです(笑)
1.『GIGANT(ギガント)』の基本情報
著者 | 奥浩哉 |
出版社 | 小学館 |
連載雑誌 | ビックコミックスペリオール |
掲載期間 | 2018年~連載中 |
巻数 | 既刊9巻 |
奥さんは、デビュー作の『変』から集英社で連載を続けていましたが、前作『いぬやしき』は講談社、今回『GIGANT』は小学館と、連載場所を変えて作品を発表しています。環境を変える、脱マンネリは、ファンとしては歓迎ですね。
奥さんは、巨乳好きとして有名ですが、今回の作品『GIGANT』も、主役の女性は巨乳です!
2.『GIGANT(ギガント)』のあらすじ
映画監督志望の高校生、16歳の横山田零(よこやまだ れい)が、ある日、町で目にしたのは、大ファンのAV女優「パピコ」を中傷する張り紙でした。深夜、家を飛び出し、張り紙をはがしてまわる零に、声をかけた女性は「パピコ」その人でした。
急速に親しくなる二人。しかし、天変地異が続き、世界はトンデモない危機に直面していきます。
3.AV女優と普通の高校生の恋
物語は、AV女優「パピコ」と零の恋を軸に始まります。ヒロインがAV女優という驚きの設定なのですが、「パピコ」の生い立ちもわかってきて、AV女優と普通の高校生の恋も違和感なく、逆に「2人で幸せになってくれ…」と応援したくなってきます。
と言っても、ホントしょうもないシーンもあります(笑)。
(GIGANT2巻から引用)
4.デスノートのような掲示板サイトの謎
なぜ超常現象が起こるのか?その原因は、謎の掲示板サイト「ETE」にあるようです。「ETE」で提案された案が、サイト閲覧者の多数決によって可決されたものが、現実となり、世界に天変地異を引き起こしているようです。
もしかしたらこのサイトは、今流行りのAI暴走ものを取り入れたかもしれませんが、私は、どちらかというと、名前を書いた人間を死なせることができるという死神のノート「デスノート」を思い起こしました。
5.まとめ
世界各地で天変地異を起こしているものは何なのか? やっと物語はSFの世界に入っていきます。エロや恋バナなんてどうでもいいと思っている人は、3巻ぐらいから話が面白くなってくると思います。
『GANTZ』で、カッコイイ未来のアイテムは描き切っていると思いますので、この『GIGANT』では、想像できない展開や、どんでん返しなど、わくわくする物語を期待したいですね。