死後の物語、高橋ツトム『スカイハイ』。死者が選択しなくてはならない3つの行き先!

いつもありがとうございます。

マンガ大好きユキチです。

今回は、高橋ツトムさんの漫画『スカイハイ』を、ご紹介させていただきます。

このスカイハイシリーズの漫画は、いくつかあるのですが、今回は、最初の作品『スカイハイ』と、その続編と言える『スカイハイ・新章』になります。

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1.『スカイハイ』の基本情報

著者 高橋ツトム
出版社 集英社
連載雑誌 週刊ヤングジャンプ
掲載期間 2001年~2002年
巻数 全2巻

高橋ツトムさんの漫画ですが、結構長い間、読まず嫌いでした(笑)。私もですから、見た目で、好き嫌いが分かれる漫画家さんだと思います。

しかし、読んでしまうと、画のことはあまり気にならなくなるのがマンガ好き、敬遠していたことも忘れて、問題なく物語に入っていけます。

2.『スカイハイ』のあらすじ

不慮の事故や殺人によって命を落とした人(魂)が訪れる「怨みの門」。門の番人イズコが、死者に、現世の記憶や残された人達の様子を見せて、12日のうちに、3つの行き先を選ばせます。

・死を受け入れて、天国に行き、再生を準備をする。
・死を受け入れず、現世を彷徨い続ける。
・現世の人間を1人呪い殺し、地獄へ行く。

さまざまな理由で命を落とした人が、なぜ自分は死んだのか? なぜ殺されなければならなかったか?現世の様子を見せて、3つの選択をさせる1話完結の物語の短編集です。

救われない話もあれば、救われる話も。もやもやしたり、納得したり。死んだ人の物語ですので、もちろん全編、明るくはないです(笑)。

3.『スカイハイ・新章』と、他の作品

スカイハイ・新章

『スカイハイ・新章』は、『スカイハイ』と同じく、怨みの門の門番、イズコが、死者に3つの選択をさせる話です。

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しかし、他の漫画は、スカイハイシリーズと一括りされていますが若干設定が違います。

スカイハイ・カルマ

1話で全2巻完結の物語です。

暗く深い大きな穴の夢にうなされる女優・高丸真唯。彼女を襲う、子孫を根絶やしにするという、恐るべき怨念・・・。

カルマは、インドの言葉で 中国の言葉に翻訳されて「業(ごう)」と言われます。善い行いも悪い行いも、全て因果応報があるということです。主人公の祖先に何があったのか?その運命にどう立ち向かうのか?が描かれています。

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天間荘の三姉妹

全4巻。天空と地上の間にある、魂の宿、天間荘。臨死状態の魂が、天に旅立つか、現世にもどるか、決めるまで滞在する宿です。天間荘の3姉妹(のぞみ、かなえ、たまえ)が、魂が行き先を決めるまで、お世話をします。

生死の間の人が、今までの人生を振り返って自らの生き方や、死に方を問う人達の物語です。

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4.まとめ

「スカイハイシリーズ」は、言うほど重くはならない漫画ですが、作者、高橋ツトムさんの生死観がつまった作品です。怨念、輪廻転生、因果応報、宿命などが好きな人に、おすすめです。それそれの作品がほどよい長さで、読みやすいです。

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